キャンピングカーは快適で自由な旅を楽しむための最高の相棒ですよね。でも、いざ始めてみると悩ましいのが「駐車場」の問題。我が家もキャンピングカー生活を始めたばかりの頃、駐車場選びにはずいぶん苦労しました。特に、車庫証明をどう取得するのかや月極駐車場の契約時の注意点、そして旅行先での駐車場問題など、意外と知らないことが多いんです。
この記事では、これからキャンピングカー生活を始める方や、現在検討中の方に向けて、私たち夫婦が体験してきた「駐車場選び」のポイントや失敗談を基に、より快適な駐車場活用のヒントをご紹介します!「キャンピングカーの駐車場選び」って実はとても重要で、車庫証明や月極駐車場、さらには旅行先での駐車場対策まで、一つひとつが大切な鍵になるんですよ。
これからキャンピングカーの購入を考えている方も、すでに車中泊や長期の旅を楽しんでいる方も、「今よりもっと駐車場選びが楽になる方法」をぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンピングカーの駐車場の基本知識
キャンピングカーの車庫証明とは?
車庫証明とは、自動車を安全に保管する場所が確保されていることを証明するための書類のことです。これがないと車両の登録ができません。
キャンピングカーは一般の乗用車よりも大きいため、登録する際にも車庫証明が必須となります。ただし、例外的に特例措置が受けられる車両もあります。たとえば全長5.7メートルや幅1.9メートルを超えるキャンピングカーであれば、2km圏外の駐車場でも車庫証明が認められるケースがあります。
自分のキャンピングカーがどちらに当てはまるか、事前に確認することが大切ですよね。
車庫証明取得のための条件と必要書類
キャンピングカーの車庫証明を取得するには、いくつかの条件を満たす必要があります。具体的には以下の通りです。
- 1. 保管場所が住民票の住所から直線距離で半径2km以内であること
- 2. 駐車スペースが車体を完全に収容できる広さを持っていること
- 3. その駐車スペースの使用権を所有していること(土地・建物の契約書などで証明可能)
また、車庫証明を申請する際には以下の書類が必要です。
- ・車庫の所在地や配置図
- ・自動車保管場所証明申請書
- ・自動車のサイズがわかる資料(車両寸法証明書など)
提出する書類の準備に時間がかかることもあるため、余裕を持って揃えるのがおすすめです。過去には、マイカーが急に手元に届く日程になり慌てて準備したことがありましたが、こうしたトラブルは避けたいものですよね。
自宅駐車場での保管メリットと注意点
キャンピングカーを自宅駐車場で保管する最大のメリットは、やはり利便性です。
例えば、荷物の積み込みやメンテナンスがスムーズに行えますし、突発的な旅行に出発する際も慌てず準備できます。私たち夫婦にとっても、ハイエースを購入して直後の旅など、自宅からすぐに出発できる環境が本当に助かりました。
ただし、自宅駐車場で保管する場合には大きさや周辺環境をしっかり確認しておかないといけません。キャンピングカーは車幅や高さもあるので、場合によっては出入り口や隣接道路の幅が問題になることも。
また、家の敷地の利用状況によっては、他の家族メンバーの車や生活スペースに影響が出ることもあります。そのため、自宅の駐車スペースを使う場合は、必ず実寸を測り、スペースに余裕があるか事前に確認しておくことが重要です。
月極駐車場の選び方と契約時の注意事項
自宅に保管スペースがない場合、月極駐車場を借りるのが一般的な選択肢のひとつです。ただ、キャンピングカーは普通の乗用車よりも大きいので、一般的な月極駐車場では対応できない場合も。契約前には必ず以下のポイントを確認すると安心です。
- 駐車場の広さ:車の全長や全幅が収まるかどうかをチェック
- 車高制限:高さ制限があるとキャブコンやハイエースのような車両は入れないことも
- アクセス性:自宅やよく利用する道路から遠すぎないか
- セキュリティ:夜間の照明や防犯カメラがあるか
契約時には、駐車場のオーナーや管理会社に使用目的をしっかり伝えることも忘れないようにしましょう。
以前、「普通の車で使う」とだけ伝えて契約した結果、駐車場を訪れてから「この広さじゃ無理だ」と判明したことがあり、大変困った経験があります。それ以来、契約前には必ず現地確認をするようにしています。
また、長期的に利用する月極駐車場はもちろん、短期利用できる駐車場も最近では増えてきています。特に旅先では、その土地で一時的に利用可能な駐車場を探しておくと便利ですよね。
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月極駐車場を利用した保管方法
月極駐車場を選ぶ際のポイント
キャンピングカーの駐車場として月極駐車場を利用する場合、複数のポイントを考慮する必要があります。一般的な月極駐車場は普通車向けのスペースがほとんどで、キャンピングカーの大きさに対応していないことが多いです。
特に注意したいのは「広さ」と「高さ制限」。
例えば、私たちの愛車ハイエースは全長が5mを少し超えるため、普通の駐車場ではギリギリということもあります。また、通路幅も意外と重要。入出庫しやすいかどうかを実際に確認するのが鉄則ですよ。
それから、駐車場の周辺環境もチェックポイントです。たとえば、夜間に人通りが少なすぎる場所は防犯面で不安が残ります。
逆に人目がないと落ち着いて車内で作業がしやすい場合もあるので、用途や状況によって選んでみてくださいね。
トラック用駐車場を活用できる場合
大きなキャンピングカーを保管するためには、一般的な月極駐車場ではなくトラック用駐車場が選択肢になることがあります。
我が家でも、一時的にトラック駐車場を利用したことがありますが、キャンピングカーならではの安心感がありました。トラック用はスペースが広くて、隣の車との間隔もゆとりがありますし、道幅も広いので出入りがとても楽です。
ただし、トラック用駐車場は場所によっては費用が少し高めです。また、利用者がドライバーの方々になるため、深夜や早朝の出入り音が気になる場合もあるかもしれません。
契約前に、こうした状況も調査しておくと安心です。
契約前に確認すべきポイント:広さや条件
月極駐車場を契約する前には、キャンピングカーのサイズに合っているかを必ず確認しましょう。
駐車スペースの「実際の寸法(幅・長さ・高さ)」はもちろんですが、通路の幅も要チェックです。私たちは一度、車は駐車できるものの狭い通路で苦労したことがあります。特にハイエースくらいのサイズになると、駐車スペースだけでなく、駐車場全体の設計を気にする必要がありますね。
また、地面の状況も気をつけたいポイントです。砂利や未舗装の駐車場だと、長期的にはタイヤや車体への影響が心配です。このような点を配慮することで、快適なキャンピングカー生活が維持できると思います。
月極駐車場と車庫証明の関係
キャンピングカーの登録手続きには、車庫証明が必須となるケースがあります。月極駐車場を利用する場合でも、車庫証明が取得できる条件をクリアしているか確認が必要です。
「キャンピングカー 駐車場 対策」として、契約書または使用承諾証明書の提出を求められることが多いです。これがないと車庫証明を取得できないため、駐車場のオーナーに事前に確認しておくのが安心です。
また、住民票のある住所から2km圏内が原則条件なので、長期の旅行を計画している場合やクラウド郵便サービスを使っている方は、この点を考慮する必要があります。私たちも最初、規則を理解するのに苦労しましたが、しっかり条件をクリアしておけばスムーズに手続きが進みますよ。
旅行先での駐車場選びのコツ
観光地やキャンプ場の専用駐車場を利用する
キャンピングカーでの旅行では、観光地やキャンプ場の専用駐車場を利用するのがおすすめです。これらの駐車場は、一般の車と比べてサイズが大きめに設定されていることが多く、キャンピングカーの駐車に適しています。
例えば、私たちが青森の奥入瀬渓流を訪れた際、周辺の観光地にキャンピングカー専用スペースが用意されており、安心して駐車できました。
さらに、キャンプ場付近の駐車場を活用すれば、そのまま車中泊ができる場合も多く、便利です。ただし、観光地やキャンプ場によっては、専用駐車場でも事前予約が必要な場合があるため、訪れる前に調べておくとスムーズに停められますよ。
コインパーキングでの注意点と規制
コインパーキングは都市部や観光地の周辺に多くありますが、キャンピングカーで利用する際には注意が必要です。まず、駐車スペースのサイズがキャンピングカーに対応していない場合があるため、事前に確認しましょう。
特に全長や全幅がパーキングの制限を超えていると駐車できない場合もあります。
また、一部のコインパーキングでは時間制限が設けられていることがあります。以前、夫と神奈川の足柄周辺でコインパーキングを利用したとき、夜間は駐車できない規制があり、慌てて場所を変更する羽目になったこともあります。利用時には、規制や料金体系をしっかり確認してから駐車しましょう。
安全性が高い駐車スポットの見つけ方
旅先では、安全性を考慮して駐車場を選ぶことが大切です。特に長時間滞在する場合、防犯対策をしっかりしている駐車場を利用するのがおすすめです。
例えば、道の駅やRVパークなどは、キャンピングカー利用者を想定した設備が整っており、管理スタッフが常駐していることも多いので安心感があります。
また、大型の観光施設や商業施設など、多くの人が利用する場所の駐車場は夜間もある程度明るさが確保され、防犯カメラが設置されている場合も多いため、安全性が高いです。
私たちも、東北地方を訪れた際には道の駅を活用しましたが、施設が閉まった後も他のキャンピングカー利用者がいたため、とても心強かったですよ。
長時間駐車時の防犯対策
長時間駐車する際の防犯対策も欠かせません。キャンピングカーは、その装備や積荷が狙われやすいため、少しの工夫で被害を未然に防ぐことができます。私たち夫婦は、防犯性の高いダブルロック付きの鍵を導入しています。
さらに、窓に目隠しやカーテンを使用して車内を見えにくくするのも効果的です。
また、あえて人目に付きやすい場所に駐車するのも安全性を高めるポイントです。例えば、大型スーパーやショッピングモールのように監視カメラが充実している駐車場を選ぶと、防犯対策として安心感があります。
先日訪れた長野の某キャンプ地近くのモールでは、営業時間内は警備員も巡回しており、安心してショッピングも楽しめました。
車庫証明が不要な場合の対応策
特例措置を利用できるケース
キャンピングカーの駐車場選びでは、一般的に車庫証明が必要ですが、一部の場合には特例措置を利用できることがあります。
たとえば、全長5.7mや全幅1.9mを超えるキャンピングカーやキャンピングトレーラーは「特殊用途車両」として扱われる場合があり、その際には車庫証明が不要、もしくは2km圏外でも取得可能になる特例が適用されます。
私たちも以前、長距離旅行用にハイエースに乗り換えた際にこの特例を利用しました。自宅近くの駐車場では広さが足りず、少し離れた郊外のモータープールを借りましたが、特例措置を申請したことで車庫証明の問題をクリアすることができました。
このようなケースでは直接自治体へ相談し、条件や手続きについて詳しく確認することをおすすめしますよ。
自宅から2km以上離れた場合の車庫証明対応
車庫証明は自宅から半径2km以内の駐車スペースを確保することが基本条件ですが、この範囲内に適した駐車場が見つからない場合、2km以上離れていても対応できるケースがあります。
自治体によっては、特定条件を満たす駐車場であれば認めてくれることがあります。
私たち夫婦も、千葉の自宅周辺では車高3mのハイエースを収容できる場所がなく、仕方なく少々離れた隣の市にある駐車場を利用しました。その際、「利用する駐車場がキャンピングカー専用であること」や「保管状況を確保できる契約書の提出」が必要でした。
これらの対応には少し手間がかかりますが、しっかりと準備すれば問題なく証明を取得できます。自治体ごとに規定が異なるため、まずは地域の警察署に相談するのが確実です。
キャンピングカーを購入時に検討すべき駐車場プラン
キャンピングカーを購入する際には、まず駐車場プランを検討するのが大切です。納車後すぐに保管場所がないと登録がスムーズに進まない場合もありますし、せっかくの新しいキャンピングカーが路上保管になってしまっては困りますよね。
私たちがハイエースを購入する際には、購入前から販売店と相談して販売店舗の近くにある月極駐車場を仮押さえしました。その後、自宅近くの駐車場を改めて探すことで無事に納車を完了できた経験があります。
これもひとつの方法ですが、他にも「広さに余裕のある月極駐車場」や「キャンピングカー専用のモータープール」を事前に見つけておくと安心ですよ。
また、短期使用期間しか必要ない場合は、RVパークや道の駅などの専用スポットを視野に入れるのも良いでしょう。
自治体による車庫証明の取り扱いの違い
車庫証明に関しては、自治体ごとに取り扱いが異なることを覚えておくことが重要です。同じ規模のキャンピングカーでも、東京都内と地方都市では駐車場の選び方や車庫証明の取りやすさにかなりの差があります。
一部の自治体では、キャンピングカーのように大きい車両に特例を設けたり、書類の補完方法で柔軟に対応してくれるところもあります。
実際に私たちが利用した駐車場では、警察署に相談した際に「周辺交通への影響が少なくなる広めの駐車場を優先的に探すように」とアドバイスをもらいました。
また、自治体によっては、駐車場の写真を必要としない場合もあれば、「契約内容に具体的な広さと収容力を明記する必要がある」などの条件を求められるケースもあります。お住まいの自治体がどのような取り扱いをしているか、事前に調べておくことが重要ですね。
旅を快適にする駐車場活用のアイデア
予約可能な駐車場の探し方
旅先でスムーズに駐車場を利用するためには、予約可能な駐車場を事前に探しておくのがおすすめです。特に、観光シーズンや連休中は、人気のスポット周辺の駐車場が満車になりがちですからね。
私たち夫婦も、以前に観光地で駐車場が見つからず、かなり遠い場所に車を停めることになって苦労しました。
具体的には、事前に「akippa」や「特P」といった駐車場予約サービスを利用すれば、必要な場所と時間にピッタリの駐車場が確保できます。これらのサービスでは、サイズごとに駐車可能かチェックできるので、キャンピングカーでも安心して利用できる点が魅力です。
また、予約制の駐車場は料金が明確で、コインパーキングのような時間課金制に比べて、長時間利用でもコストを抑えやすいのもメリットですよね。
私たちは、旅に出る前に近隣の便利なスポットも調べて、無駄な移動を減らす工夫をしています。
住宅街での車中泊が許可される条件
住宅街で車中泊をするのは、静かで快適そうに聞こえますが、実は注意が必要です。基本的に、住宅街での車中泊は近隣住民とのトラブルを避けるためにも、事前に許可を取ることが求められます。
例えば、空き地や月極駐車場を借りる際には、その利用方法に「車中泊が可能か」を確認することが鉄則です。
私たちは、以前旅先で空いている月極駐車場で一泊しようと思い、所有者に確認しないまま利用したところ、翌朝早くに注意されたことがあります。この経験から、事前のコミュニケーションの大切さを痛感しました。
キャンピングカーは普通車より目立つので、どこで停めて泊まるかは敏感に見られがちです。
また、「RVパーク」や「道の駅」のように、キャンピングカー利用者を想定した駐車スペースを選べば、安心して宿泊できますね。ただし車中泊をする際には、夜間騒がない、またゴミを持ち帰るといったルールを守ることも大切です。
電源や設備付き駐車場のおすすめ
長期間の旅を計画するなら、電源や水道設備の整った駐車場の利用がとても役立つと思います。特に「RVパーク」というキャンピングカー専用の駐車スポットは、私たちがよく利用しているおすすめの施設です。
例えば、滋賀県高島市にある「道の駅くつき新本陣」のRVパークでは、充電用コンセント、トイレ、さらには近隣に温泉施設まであったのでとても快適でした。
大きなキャンピングカーでも停めやすい広さがあるのも嬉しいポイントですよね。
また、電源付き駐車場を見つけるなら「キャンプ場」という選択肢もあります。キャンプとドライブを兼ねることができ、自然を感じながらも利便性高く過ごせますよ。ちなみに、冷蔵庫やエアコンを多用する予定の際は、電源付き施設をあらかじめ予約しておくと安心です。
シェアリングサービスを利用する利点
最近注目されているのが、シェアリングエコノミーを活用した駐車場選びです。「特P」や「akippa」を活用するシェアリングサービスは、日中使われていない民間駐車場を借りることができ、コストパフォーマンスの良さが魅力です。
また、キャンピングカーのような特殊なサイズの車両にも対応している場合があるので、一度チェックしてみると良いでしょう。
私たちは、名古屋に滞在したときに住宅兼用駐車場をシェアリングサービスで利用しました。普通の月極駐車場では契約が満期縛りだったりしますが、こうしたサービスだと短期使用期間にも柔軟に対応できますよ。
また、直前の利用予約も可能な場合が多いので、急な旅先での駐車場確保にも適しています。場所によっては予約料が無料の場所もあるので、ふらっと立ち寄る先でも使いやすいサービスと言えますね。
まとめ
キャンピングカー生活を快適に楽しむためには、駐車場選びがとても大切です。車庫証明や月極駐車場、旅行先での駐車場選びには、それぞれ独自のポイントと注意事項があります。特に私たち自身の経験から、事前の準備がいかに重要かを実感しています。
例えば、自宅駐車場に保管する場合は、広さや道路アクセスをしっかり確認するのがポイントです。月極駐車場を探す際には、契約前に必要条件や周辺環境をきちんとチェックすることで無用なトラブルを回避できます。
また、旅行先での車中泊や観光地での駐車場選びも、事前情報のリサーチや防犯対策が安心して旅を楽しむ鍵になります。
さらに、キャンピングカー特有のサイズや特殊な条件に対応するため、モータープールやRVパークの活用など、柔軟な発想で駐車スポットを確保することも大切です。私たちがハイエースを選んだ一つの理由も、比較的多くの駐車場に対応できるサイズ感が良かったからなんです。
キャンピングカーの購入を検討されている方は、ぜひ「駐車場」を事前計画の中に組み込みましょう。特例措置や自治体ごとのルールを確認しておくと、悩みが軽減されますよね!準備をしっかりすれば、キャンピングカーとともに訪れる新しい景色や楽しい旅の時間が待っています。
駐車場の確保や対策を上手に行いながら、自由で快適なキャンピングカー生活を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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