タイ移住は本当に快適?アメリカとの比較を50歳移住者に聞いてみた!

私はタイのチェンマイに移住して、毎日普通にリラックスして過ごしたり楽しいこと驚くこともあったりと、刺激もありつつ過ごしてます。

日本人から見てタイは過ごしやすい国の1つだと思いますが「他の国から見るとどなるだろう?」ということで、プーケットに行った際にアメリカから移住してきた方に話を聞いてみました。

プーケットは妻の父方の親戚が沢山いて年に1回は訪れる場所ですが、果たしてアメリカの方から見てタイはどう見えるのか、聞くのがとても楽しみですね!

タイでの暮らしの魅力は何?

ではまずはアメリカから見たタイの魅力から!

50歳からのタイ移住を語る!

今回は、なぜ私が50歳を過ぎてからのタイでの生活、特にプーケットでの生活がアメリカよりも良いと感じているのかをお話しします。実際には、30代、40代、60代、70代、さらには80代でもタイでの暮らしの方が魅力的だと思っています。

まずは私の日常のルーティンをお話ししながら物価や生活費についても紹介していきます。実際に海へ行ったり、私がなぜアメリカに戻ることができないのか(というより戻りたくないのか(笑))を説明すると、私にとってタイ(プーケット)での生活の方がアメリカよりもはるかに快適なんです。その理由の一つが、私が「スクーター適応性」と呼んでいるもの。

よく「歩きやすい街は良い街だ」と言われますが、私は「スクーターが便利な街も良い街だ」と思っています。というのもスクーターがあると人とのつながりが増えます。(気軽にいろいろ行けますからね)また赤ちゃんを乗せた家族、祖母、母親がスクーターで移動している光景をよく目にしますし、時には2人、3人、4人乗りで移動していることもあります。

今日はまずスクーターを洗車しに行き、その後、日常の用事をこなしてますが、なぜ50歳を過ぎてからのタイ生活がアメリカよりも優れているのか、更に詳しく紹介します。

タイの生活費は本当に安い?

スクーターの洗車料金はいくらかというと、約 5ドル(約750円) 。車を洗う場合は 7ドル(約1,050円) ほどかかります。でも私はこの3年間、車を持つ必要がなかったので、スクーターだけで十分です(笑)

(車を持つ必要がないというのは、近所にお店が沢山あり、少し遠くのお店も行きたいのでスクーターだけで十分という感じなのでしょう。プーケットでも郊外、田舎の方に行けばお店も少なくなり、一度に運ぶ荷物の量が多いことも増えて車が必要になると思います)

スクーターはとても快適で便利です。ではなぜ私はアメリカに戻れないのか?戻れないというより、戻りたくないんです。その理由の一つは、タイでの生活の方が精神的にも感情的にも安定しているから。アメリカには家族や友人がいますが、なぜかアメリカにいると孤独を感じてしまいます。

これはたぶん、街の設計が関係していると思います。タイの街は歩きやすく「スクーターで移動しやすい」作りになっていて、人とつながる機会が多いのです。

心からのつながりを感じることができ、より幸せな気持ちになります。もちろんアメリカの友人や家族が恋しくなることはありますが、それでもタイの方が私には合っていると感じます。

(私はちょっと異なりますが、この方の場合、人とのつながり、それも多分、精神的に見て暖かな人とのつながりが必要で、それがタイのプーケットでは得られている、ということが言えそうですね)

ここでは日々の生活の中に、自然と温かさや楽しさが溢れています。これから私の小さな街を案内しながら、いつも訪れている場所を紹介します。たとえば、私はほぼ毎日マッサージを受けています。

ここのマッサージ店では1時間150バーツ(約630円)。しかもマッサージ店は住居と一体化していて、前が店舗、奥が家というスタイルが一般的です。

(マッサージが1時間150バーツというのは安いですね!タイの空港やバンコク、チェンマイでも観光地の真ん中などでは1時間300バーツとか400バーツもありますが、観光地から少し外れると1時間200~250バーツぐらいかも。そうした中で150バーツはとってもお得)

またこちらのネイルサロンでは、手のケアが200バーツ(約840円)、手と足の両方をケアすると499バーツ(約2,100円) です。アメリカに比べると、とても安いですよね。

そして、次は散髪屋をチェックします。私は髪が少ないので理容室には行きませんが、一般的なカット料金を見てみましょう。

プーケット市内の理髪店では、カットが 200バーツ(約840円)、シェービングが 60バーツ(約250円) です。髪がない場合のツルツル剃りは 150バーツ(約630円) ほど。

(ちなみに私はチェンマイですが近所の床屋さんは100バーツ(約300円 笑))

プーケットのカフェについて

次はカフェについて。

近所にお気に入りのカフェがあり、そこで質の良いコーヒー豆を買ってます。カフェのオーナーは16年以上前にバンコクからプーケットに移住したのだとか。

そのオーナー聞いてみると、バンコクは渋滞がひどいし人が多すぎる、PM2.5のも大変。プーケットの方がずっと住みやすいのだとか。

(確かにPM2.5は2月~4月にかけてTVのニュースでも話題になりますね。バンコクでPM2.5の話題が出ると、その後チェンマイにもやってくる ^-^;) )

このカフェで 200gのコーヒー豆を220バーツ(約920円) で購入してますが、こうした小さな街の商店では、買い物をするたびに温かい交流が生まれますね。タイでは人々の関わりが温かく、買い物をするだけでも心が穏やかになります。

(この方にとっては、こうした日々の何気ない人との関係が、プーケットの魅力になってるようですね)

次はランドリー。洗濯と折りたたみをお願いすると、140バーツ(約580円)だけ。5~6kgの洗濯物がこの価格なのが嬉しいですね。

私がアメリカに戻りたくない理由の一つは、カフェの環境。最近のアメリカは路上生活者などが増え安心してカフェでリラックスすることが難しくなってたりします。実際にポートランドやサンフランシスコのスターバックスでは座席が撤去されてしまったのだとか。

またタイの食生活はアメリカよりもずっと充実しています。食事は安くバリエーションも豊富。アメリカでは毎週のようにコストコで買い物をし大量に消費するといった生活に追われていましたが、タイではそんなことをする必要がありません。

タイでは「シンプルな生活」が当たり前で、それがストレスのない暮らしにつながってます。

(アメリカは現在物価上昇中なので、アメリカから見ると余計にタイの物価はお得に見えそうですね)

プーケットのホテルからの眺め。この時、凄くリラックスできました。

生活のしやすさと利便性

医療事情:安くて早い診察

医療については、アメリカの医療制度と比べてみると、タイの医療はとても優れていると思います。以前アメリカの友人と話したことがありますが、その友人は健康診断の予約を取るのになんと6か月もかかったそうです。(いや、それありえないでしょ ^-^;))

でもタイではそんなに待つ必要はありません。ここでは病院に行けばその週か翌週には診察を受けられます。保険がなくても診察費用はアメリカの保険を使ったときより安いことが多いです。

歯医者も同じで、タイでは診察の待ち時間が短く、コストも抑えられます。

(その週か翌週に診察を受けられる、医療費が安いということは国公立系の病院の話かも。タイでも私立の病院に行けばその日のうちに普通に診察を受けられます。でも費用は高め。)

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外食文化:お得で美味しい

タイでの外食って、本当にコスパがいいですよね。アメリカでは外食するときにチップを渡すのが普通ですが、タイでは基本的にチップは不要なんです。多くのレストランではサービス料が最初から請求書に含まれているから、追加の支払いを考えなくていいのが楽ちん。

それに食事の選択肢が豊富で、安くて美味しい屋台の料理から高級レストランまで色々楽しめますよね。実際私はほとんど自炊しないんです。外食やデリバリーが安くて便利だからついつい頼ってしまいます。(現地の人たちもきっと同じなのでしょう)

タイでは車を持つ必要がほとんどないのも大きいですね。アメリカだと車を持つことでガソリン代や保険、ローンなどの固定費がかかりますが、タイではその心配がいらないのが助かります。

(チップについては、例えばホテルに泊まると荷物を運んでくれるボーイさんとか、ルームサービスで食事を頼むと持って来てくれる人に20バーツとか50バーツ、100バーツをチップとしてあげたりします。マッサージも上手な人に出会うとお礼を兼ねてチップを渡したり、妻はヘアサロンでとても気に入った仕上がりの場合にはチップを渡したりしてますね。そうした所を見ると、アメリカほどではないですが、タイでもチップを渡す文化はあるようです)

自由なライフスタイル!

タイではアメリカのように「大きな家を買わなければならない」というプレッシャーもありません。そのため、無理にお金を使う必要がなく、もっと自由にお金を使えます。

例えば、私は去年だけで日本に5回旅行 しました。もしお寿司が食べたくなったら大阪まで飛んで食べに行く こともできます。またタイ国内でもバンコクやコ・パンガン、ピピ島、チェンマイなどへ気軽に旅行できます。

これらの経験にお金を使う方が、アメリカで家や車を維持するよりもずっと価値があると感じます。

(家を買うプレッシャーがない、というのは、それは移住者だから家を買う思考性が低いとも言えそう。現地のタイ人は、皆一生懸命働いて、少しでも良い車買って家を買って...と日本人でもアメリカ人でも同じような感じになると思います。ただ物価的に見るとアメリカに比べてタイは凄く安いと思いますので、アメリカで普通に経済力を持っている方なら、土地付きの家は外国人は買えないですがマンションを買うのは普通にできそうですよね)

タイはリフレッシュできる場所

そして私がアメリカに戻りたくない最大の理由の一つが自然環境。

海の近くに住むことが私にとってとても大切なんです。アメリカにも美しい場所はたくさんありますが、タイでは気軽に海に行けて数時間のハイキングができるのが本当に魅力的です。

気分が落ち込んだ時は、ただ海へ行って2~3時間歩くだけで気持ちが晴れるんです。特に雨季には緑が一層鮮やかになって、とても美しい光景が広がります。

(これはプーケットならではですね。栄えた街があり、すぐそこは海、という感じ。パタヤでも良いですが、海の綺麗さ、人混みなど考えると、やっぱりプーケットになるのでしょう)

また私が大切にしている健康とウェルネス の習慣も、タイの方がやりやすいんです。

例えば以下のようなものがありますね。

  • アイスバス(氷風呂)
    まるで冷蔵庫に入っているみたいですが、筋肉疲労には最高!ただ最初は「冷たっ!」と叫ぶかも(笑)
  • ハーブスチーム
    然の香りに包まれてリラックス。ストレスを溜め込んでいる方には凄くおすすめ。
  • サウナ
    汗をかいてスッキリ!でもあまり長くいると「蒸し豚」(笑)になっちゃうので注意が必要です
  • 鍼治療
    小さな針がたくさん刺さるのはちょっと怖いけど、終わった後の爽快感は病みつきに。
  • スポーツマッサージ
    「痛気持ちいい」の代表格。筋肉のコリをほぐしてくれる救世主です。
  • 2時間のスポーツトレーニング
    自分を追い込む時間。でも終わった後の達成感はたまりません。
  • ヨガ
    柔軟性がない私でもヨガは心が整う瞬間。「体が硬い」って言い訳は通用しませんね!
  • 筋力トレーニング
    「明日筋肉痛になりそう...」と思いつつも、やっぱり続けちゃいます。理想の体型を目指して頑張ります ^-^)

こうした健康習慣を続けることで、私は競技レベルのスポーツを楽しみながら毎日をアクティブに過ごせています。

タイの環境は、私にとっては最高のパートナーなんですね。

タイが選ばれる理由

レジャーとナイトライフの選択肢が豊富

またプーケットは世界的に人気の観光地であり、レジャーの選択肢がとっても豊富。

  • ダイビング
  • 釣り
  • シュノーケリング
  • ビーチスポーツ(ビーチバレーなど)
  • ボートツアー
  • ナイトライフ(バー、クラブなど)
  • 世界各国の料理を楽しめる高級レストラン

私にとってタイの食事はアジアの中でも最高レベルだと思います。特に日本と並んでトップクラス の美味しさです。

(ところどころに日本が出てくるところが嬉しいですね。私に気を使ってくれてるのかな ^-^;))

気候と空気の質:快適で健康的

タイの気候は完璧ではないですが、私にとっては寒さよりも暑さの方がまだマシです。アメリカの冬の寒さや雪かきを考えるとタイの気候の方が断然快適に思えます。

空気の質も重要なポイント。先ほど少しお話ししてますが、バンコクの空気問題は好ましくないですが、プーケットは海風が吹くため空気が比較的きれいです。特に空気の問題が大きく取り上げられる時期(2月から4月ごろ)では、プーケットの方がはるかに住みやすいと思いますよ。

(これは確かに言えてそう。私はPM2.5がひどいと言われる時期でも全く気にならないですが、妻はくしゃみをしたりして結構大変そう。日本でいう花粉症みたいな感じにもなりますね)

安全で平和な環境:ストレスのない暮らし

最後にタイを選ぶ最も大きな理由について、少しお話しさせていただくと、それは「安全で平和な暮らしができる」ということ。

私がアメリカに戻るたびに感じるのは社会の緊張感やストレスです。中々分かってもらえないと思いますが、いろいろな対立があったり、「こうしないといけない」とか「これはダメ」みたいな道徳的な押し付けがあって、街を歩いていても何か「気を抜けない雰囲気」があるんですね。

まるで何か周りに「敵」がいるというか、常に監視されてるような感覚に包まれることが結構あります。

(こうしたところは、日本人にはなかなか理解しづらい点ですね。日本では「平和」が普通というか、平和かそうでないかすら感じてないと思いますので。)

でもタイではリラックスした日々が送れるんです。

ここでは時間の流れがゆっくりで気楽に生活できます。ストレスを感じたら「ふ~~」という感じで深呼吸をしてノンビリとした感じで過ごす。まるで心がスパゲッティからうどんに変わったような(いや、伝わらないか 笑)そんな感じで心が落ち着けるんです。

そうした感じで過ごすことで自分自身もより良い人間になれるような気がしますし、ストレスが少ないと周りの人にも優しくなれるし、笑顔も増える気もします。

タイの穏やかな環境は私にとっては最高のリフレッシュ供給場所なんですね。

まとめ

今回はアメリカからの移住者にお話を聞いてみましたが、アメリカとタイを比較すると以下のような点が良いようです。

  • タイは生活費が安い(特に交通費、外食費、医療費)
  • 自然が豊かでリフレッシュしやすい
  • ウェルネス施設が充実している
  • 食事が美味しく選択肢が豊富
  • 気候が温暖で空気がきれい
  • 安全でストレスの少ない生活が送れる

これを見ると、あれ?日本のこと言ってる?みたいな感じがしないでもないですが、タイと日本、結構共通点が多いかもしれません。(同じ仏教国ですし)

今回はちょっと異なる視点のお話でしたが、そうした風に見えるのか、と思いつつ、タイに来たらいろいろ比べてみてくださいね。

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