障がい者スポーツに携わって34年の小手川郁人さんに取材をしました。小手川さんは北九州市立大学で「障がい者スポーツ指導論」の講義を開いている先生です。普段は博多区にある福岡市社会福祉事業団福岡市立障がい者スポーツセンターで館長を努めています。またパラリンピックにも関わられています。
小手川さんは「多くの障がい者の方と関わってきたが一人一人障がいの重さも違い、個性もさまざまであるため一人一人違うプログラムを作ることはとても刺激があり楽しい」と語っていました。日々、大事にしていることは「諦めない」ということ。施設に訪れる障がい者の方が何が出来、どのようにすれば出来るようになるのかを寄り添って考えるこの仕事はとてもやりがいがあるそうです。
日本では社会全体で障がい者のためのバリアフリー等、住みやすい街づくり対策が年々施されていますが、便利になりすぎると逆に手を差し伸べてくれる人がいなくなってしまうのではないかと考えます。健常者には簡単な事でも障がい者の方にとってはバスの乗り降りなど日常生活の中で行うことが難しいことがたくさんあります。声をかける勇気を持ってほしいです。また、障がい者スポーツは様々な種目があります。一人でも多くの方に知っもらえる事を願います。