廃棄パソコンを再生!必要としている人のもとへ

  1. 12.つくる責任つかう責任
  2. 17.パートナーシップで目標を達成しよう

 ひびきのキャンパスの学生ボランティアサークル『Peco』では、学内で出たいらなくなったパソコンの初期化やOSの更新、故障部品の交換、清掃などを行い、パソコンを必要とする地域団体などに無償で提供する活動を2010年から行っています。
 大学では研究や教育用に多くのパソコンを使用しています。しかし以前までは、故障や老朽化によって使えなくなったパソコンは、資源ごみとして廃棄されていました。『Peco』に所属する学生のほとんどは情報メディア工学科の学生です。授業などを通じて習得した知識や技術を用いて、資金面などの問題で新しいパソコンを増やすことが難しい地域団体などにリサイクルパソコンとして再生させ提供しています。
 現在は週1回、EA(Engineering Adviser)の指導のもと17名の学生で活動しています。「完全に動かないパソコンもある中、無事にリサイクルできたときにやりがいを感じる。また、本来廃棄されるはずの物が地域貢献につながることがこの活動の魅力だと思う。」と取材を受けてくださった『Peco』代表の小西さんは語ります。
 平成29年度は4台のパソコンを、市政だよりを通して募集した団体の中から選ばれたNPO法人や自治会などに提供しています。今年度も3月にひびきのキャンパスで贈呈式を行う予定です。
※『Peco』は「Personal Computer」+「Eco Project」を掛け合わせた名前です。

前原 詩織/地域創生学群 1年