スタードームの可能性

  1. 15.陸の豊かさも守ろう
  2. 4.質の高い教育をみんなに

 スタードームとは、竹などの身近な素材を使って作る半球形のドームのことです。開発には、文学部の竹川大介教授を中心に九州フィールドワーク研究会のメンバーが関わっています。純粋に自然素材だけで作られたドームは放置しても完全に朽ちていくため環境と調和のとれた構造物として様々な用途への活躍が期待されています。現在は学生が中心となり、様々な機関から依頼を受けて作成しているそうです。
 スタードームを活用することで放置竹林の問題を解決したいという依頼は多いけれど、現実にはそれだけではとても追いつかないだろうと竹川教授は考えています。それよりも大切だと思っているのは、実際に竹に触れることで、素材としての竹の性質を知り、そこから自然を考えてみるという環境教育の部分にあるそうです。
 竹川教授は「主眼を今においてしまうと、未来は守れない。ネットや机上だけでなく、本来の自然はどういうものか実際に触れ合い、知ることが大切。そこで初めて本当の課題意識がわいてくる。」と仰っていました。
 今後は、現在のスタードームのバージョンアップや竹を使った新しい製品も考案される予定となっています。全国からスタードームの製作やワークショップの相談があり、九州フィールドワーク研究会のメンバーがワークショップを指導する「棟梁」として活躍しています。関心のある方は是非下記のリンクをご覧ください。

 

スタードームの詳細について
http://www.stardome.jp

勅使河原 航/地域創生学群教員
中田 沙紀/地域創生学群 4年
スタードーム
スタードーム点灯バージョン