タイでの90日レポート申請の体験談!Arrival Card No.やGPS情報は今も必要?

タイで長期滞在する間に必要なことと言ったら3か月ごとの90日レポート(TM47)の申請。

私はタイの北部に住んでますが、タイ北部ではチェンマイの空港のすぐ近くに入国管理局があるのでそこで申請するか、チェンマイ市内のセントラルフェスティバル(chiangmai central festival)といった大型ショッピングモールに入国管理局の派出所があるので、そちらで行えますね。

過去この90日レポートの申請時には「家の位置を示すGPS情報」やタイ入国時に書く「Arrival Card No.」の記載をしてましたが、それらの記載はまだ必要なのか、現状と実際の申請時の様子をご紹介です。

Arrival Cardがない?

チェンマイのショッピングモール内にある入国管理局の外観
チェンマイの大型ショッピングモール「セントラルフェスティバル」内にある入国管理局。
90日レポートの申請はここでもできる。

またまたやってきました90日レポート。

このレポートには、「ARRIVAL CARD NO.」(入国カード番号)の記入欄があります。

ここ最近タイを訪れてる人は分かると思いますが、日本からタイへ来る時、以前は飛行機の中で書いていた「Arrival Card」(出入国カード)はもう配布されません。

最初は、あれ?と思ってましたが、タイへの入国自体に問題なかったのでその後忘れてました。

2025年5月から新しい入国システム(Thailand Digita Arrival Card:TDAC)が導入されてます。これは以前の紙の入国カード(TM6)に変わるもので、これによって今後は記入する内容も変わるのでしょう。

The Thailand Digital Arrival Card (TDAC) の詳細はこちら

確かタイのスワンナプーム空港間近の機内でエアーホステスに「Arrical Cardってないの?」と聞いたら、もうない、と答えていただいたような気が...。

調べてみると、この入国カードは2022年7月頃に廃止されたようです。

(感染症の影響で観光産業が落ち込んでいた時、その回復を目的として入国手続きの簡素化をしたようです)

以前使用されていたタイのArrival Card(出入国カード)とバーコード。
今は使用されなくなったArrival Cardはこれ。
赤枠で囲ってるところにバーコードと愛数字のナンバーが書かれている

それでも90日レポートの申請では、申請書類にまだ Arrival Cardの番号記入欄があります。

結論を先に言えば、2024年4月の段階では何も記入する必要ないですが、何を書けばよいのか入国時にPassport Controlで押してもらったスタンプに何か書かれているのか改めて見てみても、特別な数字らしきものはありません。

受け付けてもらえないとかトラブルがあったら嫌だなと思いつつ、考えても仕方ないので、そのままチェンマイのセントラルフェスティバルにある入国管理局の派出所に行くのでした。

空港近くにある入国管理局は駐車場が埋まってる場合も多く、そうなると空港の駐車場に車を停めてそこから歩くことにもなり負担にもなることから、私の場合はセントラルの派出所を利用する方が現実的な選択です。

Arrival Card No. は書かなくても良い?

90レポート申請書に未だにある「Arrival Card No.」は2025年4月段階では空欄でOK

90日レポート申請用紙(TM.47)の一部とArrival Card番号の入力欄

こちらは90日レポートの申請用紙(TM47)。
まだ「Arrival Card No.」の入力欄がある

以前は上の方で掲載している出入国カードをタイ入国時に書き、そこにバーコードと一緒に書かれているナンバーをこの90日レポートの申請用紙に記入してました。

でもそもそも出入国カードがなくなったので「Arrival Card No」の欄は残っていても空欄でOKということのようですね。

ただ先ほどもお話ししたように、タイでは2025年5月から新たにデジタル到着カードのシステムが始まるので、何かしらナンバーが表示される場合には、それをメモっておく必要がありそうです。

申請時の様子とGPS情報

90日レポート申請時の様子を参考までに紹介しておくと、ビザの申請時も窓口に行く前にスタッフにより申請書の事前チェックが行われますが、90日レポートもそれは同じです。

スタッフにパスポートと記入した申請書を渡すと、パスポートを開き記載内容に不備がないか申請書と見比べて、何やら書き込みが行われます。

その後は再入国の日付を改めて欄外に書いただけで特に何も言われず番号札を渡されます。

(何のためにその日付か分かりませんが、事前チェックしたことの印なのでしょう)

また以前、チェンマイにプロメナダ(Promenada Chiang Mai)という、こちらも大きなショッピングモールがあった時期があり、セントラルに入国管理局の派出所が出来る前は、そちらに派出所がありました。

今では営業してませんが、そこで90日レポートを申請していた時は、家の位置を示すGPS情報を申請書の欄外に書くように指示があり毎回書いてましたが、セントラルで申請をする時からGPS情報は特に記載せずに提出してます。

GPS情報を記載していた頃の90日レポート申請書(TM.47)の一例
かつてはTM.47申請書の余白にGPS情報をこのように記入していた。現在はチェンマイの申請では不要になっている。

毎回申請時には必要事項を記入してある申請書をプリントアウトして提出してますが、ある時、入国管理局に到着したときに、それを家に忘れたことに気が付きました。

申請書は用意されてるので(日本でいえば住民票とかとりに市役所に行くと申請用紙が用意されているのと同じ)、その場ですぐ記入して、でもGPS情報は調べるのに手間があるため未記入で出してみたところ特に問題はありませんでした。

事前チェックのスタッフにも特にGPS情報の記載は要求されず、そのまま窓口の前のいすに座って、自分の番号札の番号が呼ばれるのを数分待ちます。

GPS情報の記入は、バンコクで申請する場合に必要なのかどうか分かりませんが、チェンマイ入国管理局(のプロメナダに派出所があった時の)独自ルールだったかもしれません。

※)ビザ申請などのこれまでの経験上、担当によって細かなルールが存在することがあります

証明書とオンライン申請

さて、番号が呼ばれてからの流れをご紹介。

窓口に行った後はすぐ終わり

待っているとすぐ自分の番号が呼ばれ、
窓口の係員に「番号札」、「パスポート」、「90日レポートの申請書」を渡します。

係員がPCの前で手際よく入力作業をしているのを目の前にしながら待つこと数分。「はい、終わり」と、パスポートと以下の書類(申請したぞという証明書)を渡されて簡単に終わりです。

タイの90日レポート申請後に発行される受領証(Receipt of Notification)
90日レポートの申請が完了すると発行される受領証。
この書類は出国時にも必要となるので、パスポートに大切に保管しておこう。

これをなくさないよう、パスポートの中に入れておきます。

(これがないと日本絵の一時帰国などタイから出国するとき、90日レポートの申請をしているか分からず罰金対象になると思いますのでご注意を)

オンライン申請もできる

今では90日レポートはオンラインでも申請が出来るようで、窓口の隣に「オンライン申請」の案内がありますね。

(写真の許可をもらって以下撮影しました)

タイの90日レポートをオンラインで申請できることを案内する公式ポスター
チェンマイのイミグレーションに掲示されている90日レポートのオンライン申請案内。
スマホから簡単にアクセス可能。

90日レポートをオンラインで申請した場合、申請用のサイトにアクセスし、その時メールアドレスを登録して、そのメールアドレス宛に「申請した証明書」が送られてくるとのこと。

オンラインで90日レポートが申請できると便利ですが、タイから出国する場合、出国時にスマホなどでその証明書を見せることになりますね。

証明書はスクショなどして取り、すぐ見せられる準備が必要ですが、こうしたものは忘れてしまう場合も多いと思います。それを考えると今一つ使うのに気後れしてしまいます。

またビザの申請も以前オンラインで申し込み順を申請できましたが、オンライン申請のページにアクセスできなかったり、利用したいと思ったとき何かしら躓くことも多いもの。

実際はどんな感じになるのか、次回の90日レポート申請時に試してみても良いですね。

空いてる時間帯はお昼前ぐらい

あくまでチェンマイのセントラルで申請する場合ですが、最初は午前中の早い時間(10時半とかだったかな?)ぐらいに行ってました。

そうすると申請前のチェックで、すでに10人とか20人の列が出来ていて、そこに並んでしばらく待つ、ということになりますよね。

でもある時気が付きました。

実際に90日レポートの申請が終わり、ご飯でも食べに行こうかと見渡してみると、人が大幅に少なくなってます。

「この様子だと、お昼前ぐらいの方が空いているのかもしれない。」

実際前回は11時半ぐらいに行ってみたところ、
全然待ちがなく、速攻で申請ができました

待つのを避けたい場合には、
少し遅め(お昼の少し前)ぐらいに行ってみるのが良いかもしれません。

では今回は90日レポートの申請と、それに関連する「Arrival Card no」の記入、GPS情報の記入についてでした。

90日レポートの申請は慣れないと不安もありますが、流れが分かっていれば心配いりません。同じように申請する方の参考になれば嬉しいです。

関連して、家族ビザ申請を詳しく知りたい場合には以下ご覧ください)

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