組織とチームの働き方

指示待ちチームが自ら提案するまで|沈黙を変えた3つの実践

「指示を出さないと誰も動かない」「問題が起きても、自分で判断しようとする人がいない」。以前、外注スタッフが中心の小さな運用チームを任されたとき、私はそんな状況に直面しました。会議で意見を求めても、返ってくるのは沈黙ばかりです。こちらが答えを出せば作業は進みますが、それを続けるほど、メンバーはますます...
エンジニアの仕事術

「なんとなくおかしい」をどう確かめる?配線ミスに気づいた手順

仕事をしていると、数値や画面には異常がないのに、「いつもと何か違う」と引っかかることがあります。私にも音楽系の部署で働いていた頃、周囲は問題ないと言うのに、スピーカーから聞こえる音だけが妙に落ち着かないと感じた経験があります。最初は自分の気のせいかもしれないと思いました。この記事では、その曖昧な感覚...
エンジニアの仕事術

「処理を速くして」の裏にあった本当の課題|30分の入力作業をなくした判断

業務システムの改善では、利用者から聞いた要望を、そのまま形にすればよいとは限りません。私も40代の頃、担当部署から「処理を速くしてほしい」と相談され、最初はシステムの速度を上げる話だと考えました。ところが、実際の作業について話を聞くと、本当に負担になっていたのは処理待ちではなく、担当者が毎日、同じよ...
エンジニアの仕事術

仕事で却下されたアイデアは捨てる?4年後に再提案した結果

仕事で出したアイデアが却下されると、「もう必要とされていないのだろう」と諦めたくなるものです。私にも、新人時代に作った請求書のデータ突合を自動化する仕組みが、ほとんど評価されないままお蔵入りになった経験があります。悔しさはありましたが、その案を完全には捨てませんでした。約4年後、今度は自分が要求仕様...
エンジニアの仕事術

AI開発で不具合が増え続けたら?正常版へ戻す判断基準

AIにコード修正を頼んだところ、最初の不具合は直ったのに、今度は別の機能が動かなくなる。さらに修正を重ね、気づけばどこから壊れたのか分からなくなった経験はないでしょうか。私もAIと対話しながらWordPressプラグインを作っていたとき、修正を急ぐあまり、正常に動いていた状態を見失いました。あちらを...
エンジニアの仕事術

原因不明の不具合調査が進まないとき|5年前の仕様まで調べた経験

月に数回だけ、夜間バッチが止まる。毎回ではありません。大半の日は正常に終わるのに、ある条件が重なったときだけ処理が途中で止まります。ログを見ても、最初は原因らしいものが見つかりませんでした。原因不明の不具合を調べていると、何時間調べても前へ進んでいないように思えることがあります。私も、夜中までログを...
エンジニアの成長と思考

48歳で会社を辞めても技術を学び続ける理由|52歳の今も試していること

48歳で会社を辞めたとき、自分の価値が急に分からなくなった時期がありました。それまでは役職があり、担当している仕事があり、社内で頼られる場面もありました。ところが会社を離れると、それまで自分を評価してくれていたものが一度になくなります。「会社の外でも、自分は通用するのだろうか」そんな不安はありました...
組織とチームの働き方

チーム開発の役割分担|得意分野と責任範囲を決めた10人の現場

10人ほどで基幹システムの刷新を進めたとき、最初に悩んだのが役割分担でした。同じエンジニアでも、設計を考えるのが得意な人、実装に入ると速い人、全体のつながりを見るのが得意な人では、任せ方が違います。人数だけを見て均等に割ればよいわけではありません。そこで私は、肩書よりも普段の仕事ぶりを見ながら担当を...
エンジニアの成長と思考

仕事で距離を取るべき兆候|最後まで耐えて消耗した経験

以前の私は、仕事を途中で離れることにかなり抵抗がありました。方針がなかなか決まらず、責任の押し付け合いが増え、残業まで積み上がっている。それでも「もう少し頑張れば終わる」「最後までやり遂げるのがプロだ」と考えていました。今振り返ると、危険な兆候そのものは見えていたんですよね。それでも私は、状況が改善...
エンジニアの成長と思考

仕事を任せるのと丸投げの違い|管理職になって見直した新人時代

新人時代、上司から「大学院卒なのだから、即戦力として動け」と言われたことがあります。当時の私は、それを期待の言葉とは受け取れませんでした。社会人として仕事の進め方もまだ分からない中で、「この程度のこともできないのか」と能力不足を責められているように思っていました。その後、専門性の高い新機能をほぼ一人...