エンジニアの成長と思考

仕事で周囲に流されない判断|根拠を聞いて考えを変えた経験

学生時代、からかわれていたクラスメートを前に、私は周囲へ合わせて笑ってしまったことがあります。本当は違和感があったのに、自分も標的になるのが怖くて何も言えませんでした。仕事を始めてからも、周囲に合わせるか、自分の考えを伝えるか迷う場面はあります。ただ、相手の根拠を理解し、自分の判断を変えたこともあり...
エンジニアの仕事術

大きな仕事の分解方法|完了条件を決めて進めた現場経験

30年以上エンジニアをしてきましたが、「これは本当に終わるのだろうか」と計画表を見たまま手が止まったことは、一度や二度ではありません。特に数千人が利用するシステムの更新では、ログイン、データ連携、バックアップ、権限設定、データ移行など、確認することが次々に出てきました。全体をまとめて考えようとするほ...
エンジニアの仕事術

納期直前に判断を止める兆候|夜中に手が震えた現場経験

夜中のオフィスで、画面を見ながら手が少し震えていました。納期まで残り数日。修正した処理を反映してよいのか、同じ箇所を何度見ても答えが出ません。それでも当時の私は、まだ冷静に判断できていると思い込んでいました。今振り返ると、危なかったのは、確認しているつもりで実際には判断材料がほとんど増えていなかった...
組織とチームの働き方

チーム開発の役割分担はどう決める?10人の現場で学んだこと

チーム開発では、人数をそろえただけで仕事が進むわけではありません。設計が得意な人、実装が速い人、障害の原因を見つけるのがうまい人。同じエンジニアでも、力を発揮しやすい場面はかなり違います。私は30年以上システム開発に関わってきましたが、若い頃は「できる人なら何でもできる」と考えていた時期がありました...
エンジニアの仕事術

原因不明の不具合調査が進まないとき|5年前の仕様まで調べた経験

月に数回だけ、夜間バッチが止まる。毎回ではありません。大半の日は正常に終わるのに、ある条件が重なったときだけ処理が途中で止まります。ログを見ても、最初は原因らしいものが見つかりませんでした。原因不明の不具合を調べていると、技術的な難しさ以上に「本当に前へ進んでいるのか分からないこと」が苦しくなります...
組織とチームの働き方

若手の提案が潰された会議|何も言えなかった私が今ならすること

会議で若手の提案が強い言葉で否定されたとき、周囲にいる人はどう動けばよいのでしょうか。私には、若手エンジニアが勇気を出して提案したにもかかわらず、上司の一言で黙り込んでしまった場面を止められなかった経験があります。提案に問題があるなら、採用しない判断も必要です。ただ、理由を聞かずに退ければ、消えるの...
エンジニアの成長と思考

40代で会社を辞めたITエンジニアが、その後も技術を学び続ける理由

48歳で会社を辞めた直後、私は少しぼんやりしていました。長く勤めた会社を離れると、役職も担当案件も、社内で頼られていた立場も一度になくなります。自由になったはずなのに、「会社の外でも、自分はエンジニアとして通用するのだろうか」と不安になりました。それでも、新しい技術を調べて実際に動かすことだけはやめ...
エンジニアの成長と思考

IT業界で生き残るには?戦わずに自分を守った現場の判断

IT業界で長く働いていると、技術力だけでは乗り切れない場面に何度も出会います。方向がおかしいプロジェクト、関わるほど消耗する人間関係、数年で価値が変わってしまう技術。私も以前は、こうした問題に正面から立ち向かうことが仕事への責任だと思っていました。ところが、最後まで踏ん張ろうとして心身をすり減らした...
エンジニアの成長と思考

英語を学ぶと人生は変わる?映画学習から海外交流へ広がった体験

社会人になって英会話教室へ通い始めたころ、私には明確な目標があったわけではありません。海外へ行ってみたい。外国の人と話せたら面白そうだ。そんな漠然とした憧れがあっただけです。教室へ通う一方で、当時大好きだった映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のシナリオを片手に、同じ場面を何度も見返しました。聞き...
組織とチームの働き方

顧客と開発の板挟みになったら?無理な要求から現場を守る方法

顧客から急な追加要求を受けたとき、そのまま開発へ伝えるべきか、断るべきか。会社員時代の私は、納品先と自社メンバーの間で何度も悩みました。顧客の要望を受ければ現場が苦しくなり、断れば関係が悪くなるかもしれません。実際、夜遅くまで調整メールを書き直しながら、返事を決められないこともありました。今回は、板...