エンジニアの仕事術

利用頻度の低い機能のテストを省略した結果|3日後にシステムが停止

開発が遅れ、納期までの余裕がなくなったとき、私は利用頻度の低い周辺機能なら細かなテストを省略しても影響は小さいと判断しました。主要機能の確認を優先し、あまり使われない機能は後から必要に応じて直せばよい。そう考えていたのですが、3日後の負荷試験でシステム全体が停止する事態になりました。見落としていたの...
組織とチームの働き方

オフショア開発で仕様認識がずれた理由|「いつまで変更できるか」を共有していなかった

中国の開発チームと共同で進めたプロジェクトで、「仕様をいつまで変更できるのか」という前提が、双方で合っていなかったことがあります。日本側は早めに仕様を固めたい一方、今回一緒に開発した中国側チームからは、開発途中でも改善案が次々に出てきました。私は当初「なぜ今になって変更案が出るんだろう」と戸惑いまし...
組織とチームの働き方

システム開発の引き継ぎで見落としたこと|質問がない=順調ではない

担当変更で、長く担当していた仕事を後輩へ引き継いだことがあります。最初はよく声をかけていましたが、質問が減ってくると「もう大丈夫そうだな」と思い、少しずつ距離を取るようになりました。でも、その判断をあとから見直すことになります。この記事では、後輩への引き継ぎで私が見落としていたことと、その後に引き継...
エンジニアの成長と思考

数年続けたプロジェクトが突然中止|何が消え、何が残ったかを考えた経験

数年続くと思っていた海外共同プロジェクトが、ある日突然中止になったことがあります。何度も海外へ出張し、現地メンバーと仕様を詰め、最初は噛み合わなかったやり取りも、少しずつ通じるようになっていきました。別々の会社だったメンバーが、一つのチームになっていくような感覚もありました。自分のキャリアの中でも、...
組織とチームの働き方

会議で若手の提案が否定されたら|第三者が検討へ戻す質問

40代の頃、若手エンジニアが新しい開発言語を使う案を会議で提案したことがありました。ところが上司は、「今さら変える必要はない。前例がないものを導入して、失敗したら誰が責任を取るんだ」と強く否定します。若手の表情が変わり、その場で話は終わってしまいました。私は同じ会議にいたのに、何も言えませんでした。...
エンジニアの仕事術

仕事で却下されたアイデアは捨てる?4年後に再提案した結果

仕事で出したアイデアが却下されると、「もう必要とされていないのだろう」と諦めたくなるものです。私にも、新人時代に作った請求書のデータ突合を自動化する仕組みが、ほとんど評価されないままお蔵入りになった経験があります。悔しさはありましたが、その案を完全には捨てませんでした。約4年後、今度は自分が要求仕様...
組織とチームの働き方

チーム開発の役割分担|得意分野と責任範囲を決めた10人の現場

10人ほどで基幹システムの刷新を進めたとき、最初に悩んだのが役割分担でした。同じエンジニアでも、設計を考えるのが得意な人、実装に入ると速い人、全体のつながりを見るのが得意な人では、任せ方が違います。人数だけを見て均等に割ればよいわけではありません。そこで私は、肩書よりも普段の仕事ぶりを見ながら担当を...
エンジニアの仕事術

「処理を速くして」の裏にあった本当の課題|30分の入力作業をなくした判断

業務システムの改善では、利用者から聞いた要望を、そのまま形にすればよいとは限りません。私も40代の頃、担当部署から「処理を速くしてほしい」と相談され、最初はシステムの速度を上げる話だと考えました。ところが、実際の作業について話を聞くと、本当に負担になっていたのは処理待ちではなく、担当者が毎日、同じよ...
エンジニアの成長と思考

50歳からピアノを始めて思うように弾けなかった|基礎へ戻り毎朝15分続けた経験

50歳になってから、ピアノを始めました。子どもの頃にエレクトーンを習っていたので、「昔やっていたし、少し練習すれば戻るだろう」と思っていたんです。ところが実際に弾いてみると、これが思ったようにはいかないんですね。独学だけではなかなか前へ進まないため、ピアノ教室にも通い、また休日にまとめて練習する方法...
エンジニアの成長と思考

48歳で会社を辞めても技術を学び続ける理由|52歳の今も試していること

48歳で会社を辞めたとき、自分の価値が急に分からなくなった時期がありました。それまでは役職があり、担当している仕事があり、社内で頼られる場面もありました。ところが会社を離れると、それまで自分を評価してくれていたものが一度になくなります。「会社の外でも、自分は通用するのだろうか」そんな不安はありました...