チェンマイで日本の食材を買うなら|リンピンスーパーマーケットの品ぞろえを紹介

タイで暮らしていると、時折「日本の味」というのが恋しくなります

日本の味となると、調味料としては醤油やポン酢は必須ですし、食材では日本米やお味噌汁、お豆腐などが必要でしょう。こうしたものはコンビニでも多少売ってますが、カレーなどの食材を含めると、それらの扱いが多いスーパーに行くことになりますね。

今回はチェンマイで日本の食材を手に入れたい方に向けて「リンピンスーパーマーケット」の品ぞろえや店舗情報を紹介していきます。

どんな商品があるのか、価格帯はどうかなど、現地の様子もあわせて参考になりましたら幸いです。

リンピンスーパーマーケットはどこにある?

まずスーパーのお名前から。

リンピンは川の名前から

「リンピン」は「Rimping」(ริมปิง)で、Rimは「近く」、「Ping」はチェンマイを流れる「ピン川」という名前の川のこと。

リンピンスーパーマーケットは、元々ピン川の傍で一号店が開業したようで、場所的な関係からそう名がつけられたようです。

現在ではチェンマイに何か所も展開されているチェーン店となってます。以前は大型のショッピングモール「プロメナダ」(Promenada:พรอมเมนาดา)にもあり、私の場合、車で立ち寄るには便利なのでそこへはよく行ってました。

(日本食レストランも何店舗かはいってたので、食事のついでに日本食材を買って帰ることが多かったです)

ただ残念なことにプロメナダ自体が2022年か2023年あたりに来客数の減少のため閉鎖され、その影響で中に入っていたリンピンもなくなってしまったんですね。

ルアムチョックモールのリンピン

それでもそれほど遠くないところの「ルアムチョックモール」(Ruamchok Mall:รวมโชคมอลล์)にもリンピンの店舗があるので、最近はそちらへ立ち寄る機会が多くなりました。

このルアムチョックは、デパートみたいな大きな建物の中にショップが並んでいるというより、外にお店が並ぶ形の結構大きなショッピングモール

日本食料理店もあればタイマッサージ店もあり、他にもピアノ教室や子供向け学習塾のクモン(公文)もあるので、初めて行くと「結構お店の数が多い」と感じる場所。

海外からの移住者が多い地域でもあるようで、敷地内にあるカフェでは、欧米の年配の方が店の前のテーブルで何人か集まって談笑しているところをよく見かけます。

店員に聞いてみると、それが彼ら彼女の日課になってるようですね

他にも少しスケールは小さいですが、そこからそれほど遠くないホームプロ(HOME PRO:タイ国内の各地に展開しているDIY系ショップ)内にもリンピンの店舗があり、そこも良く利用してます。

たとえば、自宅の階段の折り返しのところで照らす電球(ウォームホワイト色)が切れた場合などでHOME PROへ行きますが、そのついでにリンピンにも寄る、という感じです。

ここでは、入り口から入って奥が実際のHOME PROの販売スペースになっており、その手前には家電製品店とベッドやソファなどを置く家具店、自転車や電動バイク店があり、その中に少し大きめのスペースでリンピンスーパーマーケットがあります。

Home Pro内にあるリンピンスーパーマーケットの店舗外観
これがHome Pro内にあるリンピンスーパーマーケット。
ちょっと雑多な雰囲気もタイらしさが良く出ている。左手奥からHome Proの売り場に進める。

入り口がやや狭く、初めて訪れる人には少し入りづらく感じるかもしれません。私も当初は素通りしてました。

ここ最近になって、表に並んでいるパンの中に「小倉のアンパン」や「北海道のミルクパン」が置いてあり、それを見た瞬間「久しぶりにアンパンが食べたい」と購入したことがきっかけで、毎回ここに来るとアンパンを買うようになりました。

リンピンの中は日本のディスカウントストアみたい

あくまでこのHomeProにある店舗の話ですが、中は結構通路が狭めです。

全体の広さを最大限に利用しようと「このスペースに良くこれだけ並べてるな」と、日本のディスカウントストアを思い出させる雰囲気も感じます。

以下はこのリンピンの奥の方の様子ですが、
両隣の棚と棚の間が狭めで、商品がぎっしり並んでるのが分かりますね。

リンピンスーパーマーケットの通路に並ぶ商品棚の様子
「リンピンスーパーマーケット店内で、陳列棚に所狭しと並ぶ調味料や飲料

そして以下は、店内の奥に着いて、横方向に伸びる通路の様子です。
(中ほどで撮影してますが、結構広いことがわかりますね)

タイのリンピンスーパーマーケットでアイスやお菓子、ワインなどが並ぶ広めの通路
リンピンの店内中央付近の様子。アイスやスナックがぎっしり並ぶ。
奥にはワインなどアルコール類の棚もある。コンパクトながら結構広く商品も充実している。

上の写真の左手手前にはアイスクリームやお菓子が並んでます。

実際に置いてあるものや価格

日本の食材含め、どんなものが置いてあるかをちょっと見ていきましょう。

日本の食材は基本は輸入品になるので、日本国内で買うより結構割高です。

逆に日本でタイの食材(果物など)を買おうとするとタイ国内に比べて倍ぐらいの値段がしてたので、、たとえばマンゴスチンとかの缶詰などでは「買いたいけど高いから」と妻も驚いていたことを思い出します。

その逆パターンですね。

お米やうどん、豆腐など

まずはうどんやチクワ、豆腐など。

リンピンスーパーマーケットの冷蔵棚に並ぶ日本のうどんやチクワ、豆腐などの食材も並ぶ。
リンピンでは、うどんやチクワ、豆腐などの日本の冷蔵食材も手に入る。
品揃えも豊富で、移住者にとってとても頼れる存在。

タイでは、リンピンで「うどん」や「チクワ」、「お豆腐」など普通に売ってます。(油揚げや焼きそばなどもありますね)

上の写真にある「うどん」を見ると1人前の「手打ち風うどん」や「茹でうどん」は、24バーツ~35バーツ(100円~130円ほど)で売ってます。

日本ではこうしたパック物のうどんをあまり買ったことありませんが、日本の食材ということを考えてもこのお値段であれば手が出しやすいですね。

お豆腐もあり「木綿豆腐」、「絹ごし豆腐」と売ってます。お豆腐もお米もそうですが、妻はリンピンに注文して宅配してもらったりもしてますね。(夕食時、お豆腐が出てきたと思ったら、それが毎日続き、その内途端に切れるのでした)

お米は「コシヒカリ」とか「ひとめぼれ」など日本米も売っていて、やはりお米はタイ米より日本米が美味しいと思います。(タイ米はタイ風チャーハン「カオパッド」には非常に良くあいます。でも普通に食べるには、日本人には日本産が美味しいと感じると思います)

日本産と言っても輸入してるわけではなく、その品種をタイ国内で生産してるようですね。だから驚くほど高いというわけでもなく、5kgで250バーツ~300バーツぐらい。(1000円~1500円ぐらいです)

最近日本ではお米の価格が高騰してることもあり、この値段を一時帰国時に話すと「そんな値段で買えるの?」と驚かれ、逆にびっくりしました。

参考までにですが、我が家に遊びに来る妻の親戚は、この日本米を食べると「この家のご飯、美味しいね」と嬉しそうに食べるので、その様子にこちらまで嬉しくなります。

醤油やポン酢など

そしてこちらの棚には「お醤油」とか「本つゆ」、「ポン酢」などがありますね。

日本の醤油や本つゆ、ポン酢が並ぶリンピンスーパーマーケットの調味料棚
タイのナンプラーや各種調味料ともに、日本の本つゆや醤油、ポン酢などが一緒に並ぶ棚。日本食作りにも困りません。

真ん中に少し右あたりにキッコーマンの「本つゆ」(濃いだし)が見えますね。ここでは178バーツ(700円ほど)。500mlだと思いますが、日本では360円ぐらいなのでお値段は倍ぐらい。

右下には同じくキッコーマンの醤油も置いてあり(これも500mlでしょう)、こちらは179バーツ(700円ぐらい)。日本では300円ぐらいなのでやはり倍。

ちなみにこの写真にはありませんが、日本の家庭の食卓でよく見る小ビンのしょうゆ(頭に赤色のキャップに注ぎ口が付いたもの)も売ってます。

他にも日本で見かけるようなドレッシングもあり、こちらの店舗では種類は少ないようですが「ヤマモリ」(Yamamori)の「ごまだれ」がありますね。こちらは85バーツ(360円ぐらい)。

ヤマモリのごまだれなど日本や海外ブランドのドレッシングが並ぶ棚
タイのスーパーで販売されている日本製や海外製の各種ドレッシング類の陳列棚


この「ごまだれ」、日本での販売がないようで、それもそのはず、「ヤマモリ」は日本のメーカーですが、タイで製造販売してるようです。

上の写真のものは220mlだと思いますが、
日本で同等のものを買うより少し安めになってるかも。

食卓の王様:カレー

続いては、日本食材の代表格、カレーです。

とろけるカレーやゴールデンカレーなど日本の人気カレールウが並ぶリンピンの陳列棚
リンピンでは、とろけるカレーやゴールデンカレーなど、日本でおなじみのカレールウが多数そろっている。

写真をみると、S&Bの「とろけるカレー」や「Goldenカレー」、我が家おすすめの「ハウス・バーモントカレー」があります。

我が家のカレーは基本「バーモントカレー」の中辛。たまに遊びに来る妻の親戚にバーモントカレーで作ると「ココイチの味がする」なんて言われます。

この写真を見ても分かりますが、日本からの輸入品は日本の国旗「日の丸」や「Japan」のマークが表示されてます。日本ブランドの威力はタイでは依然として高いですね。

「とろけるカレー」は110バーツ(440円ぐらい)、Goldenカレーは108バーツ(430円ぐらい)。

日本とお値段比べると、カレーはタイの方がちょっと高いようですね。

お味噌汁は?

写真を取り忘れましたが、リンピンでは永谷園の「あさげ」とか「ゆうげ」など、インスタントの「お味噌汁」も売ってます。

※)インスタントのお味噌汁はセントラルフェスティバルのスーパーにもあります。

お味噌汁とは違いますが、「おたご」という和風スープみたいなものもありますね。

リンピンの棚に並ぶ「おたご」のインスタント和風スープ各種(味噌わかめ・卵とじ・シイタケ山菜など)
「おたご」という和風スープのシリーズ。
味噌わかめや卵とじ、シイタケ山菜など種類も豊富で、タイでも手軽に和の味が楽しめますね!

種類も「味噌わかめ味」から「卵とじ味」「シイタケ山菜味」「ほうれん草味玉子味」など、沢山あります。バンコクのホテルに泊まった時、1パックがプレゼント用なのかお部屋に置いてあったことがありましたが、1箱80バーツ。(320円ぐらい)。

5パック入りなので、1回分60円ぐらいになるでしょうか。

日本では売ってないとも思いますので、タイのスーパーに立ち寄った際にはお土産として買っても良いですよね。

他にもお茶漬けも売ってますので、タイに来て、急に日本の味が恋しくなった場合に購入してみるのも良いと思います。

お目当てのパン

私がここのリンピンに立ち寄るきっかけになったパンがこちら。

日本語パッケージのあんパンやチョコパンが並ぶリンピンのパン売り場
小倉あんパン、ブルーベリー、塩バターなど、日本語の名前が書かれた菓子パンが並ぶ売り場。
まるで日本のスーパーに来たかのような懐かしさがありますね!

日本語で名前の書かれたパンがずらっと並んでるので、これだけ見ると日本のスーパーかコンビニみたいですよね。

時期的に沢山置いてある場合とそうでない場合もありますが、「小倉あん」「塩バター」「チョコレート」「北海道みるく」「ブルーベリー」などなど、いろんな種類が置いてあります。

その中でも「これは日本しかないでしょう」と、見た瞬間食べたくなったのが「小倉のあんパン」。

久しぶりに食べてみると、その素朴な甘さにかなり感激です。

私の場合、日本でアンパンを食べるという機会はまずないですが、異国にいると、こうしたものも食べたくなるんですね。

最初日本のモノを直接輸入してると思いましたが、パッケージを見るとタイ語で説明も付いてます。

リンピンで販売される小倉あんパンの日本語・タイ語表記入りパッケージ
日本語で「小倉あん」と書かれたパッケージが目印のあんパン。
タイ語や英語で説明も添えられていて、日本とタイの文化がミックスされた一品になってますね!

こちらに英語(RED BEAN PASTE FILLED BUN)とタイ語(ขนมปังไส้ถั่วแดง)で「あんこ入りパン」と書かれてます。

下の方には「เนื้อนุ่มอร่อยเต็มคำ」と「柔らかくて、一口ごとに美味しい」とも書かれてますね。

裏側を見てみると、以下のように、
やはりタイ語で原材料や保存などについても書かれてます。

小倉あんパンの原材料や保存方法が記載されたパッケージ裏面
裏面にはタイ語と英語で原材料やアレルギー表記、保存方法などが詳しく記載されている。
日本の説明をタイ向けにローカライズした内容です。

この辺りは普通に日本語の説明をタイ語に直してると思います。

タイ限定のお菓子

日本のお菓子も種類豊富に並んでますが、
その中でも、日本人からみてちょっと目を引くのがコアラのマーチ。

リンピンで販売されているコアラのマーチのファミリーパック。
日本でもおなじみのコアラのマーチ。タイではファミリーパックで販売中。
チョコバナナやマンゴー味など、タイ限定のフレーバーも楽しめます。

リンピンに限らずTOPSなどコンビニでも売ってますが、タイではタイ限定のフレーバーがあり、チョコバナナも確かその1つ。マンゴー味もあったと思います。

私などは、こうしたものを見かける「これは面白い」と、つい買ってしまいますが、こうしたタイ限定の日本のお菓子もお土産にしても良いですね。

写真にあるのはファミリーパック(10袋入り)で、お値段100バーツ(400円ぐらい。)高くはなく、お土産としてはお手頃だと思います。

お弁当もチェック

最後にお弁当もご紹介。

タイに移住した当時はこうしたもお弁当はなかったと思いますが、最近はリンピン含めて他のスーパーでも、日本で見かけるようなお弁当スタイルも増えてきました。

おにぎりも売ってますね。

中には「もち米」風のものもあり、
食べた瞬間に「お米が違う」と感じるものもあります。

タイのスーパーで販売されているおかず付き弁当セット。
リンピンで販売されているお弁当。
野菜やおかずが入ったセットが並び、日本のコンビニ弁当に近いスタイル。

こうしたお弁当はまだ歴史も浅く、今後の進化が楽しみですね。

ちなみに、バンコクのセントラルの地下の食品売り場や、同じくバンコクの三越のデパチカで売ってるお弁当はかなりの本格派。お値段も日本のお弁当より高いものもあり、食材にもバライティに富んでました。

またお寿司について、スシローがバンコクにありり、親戚に「スシローは日本でも回転寿司のトップ3に入るぐらい人気だよ」とお話ししたら、「スシローって日本だったの?」と驚いてました。(”スシロー”の響きが日本語っぽくないかもしれませんね)

リンピンスーパーマーケットは、チェンマイで日本の味が恋しくなる方にとって、非常に心強い存在。今回ご紹介した商品や店舗情報が、タイでの滞在に少しでもお役立ていただければ幸いです。

タイと日本の違いについては、以下をご覧ください)
タイと日本の5つの違いと文化について!チップから横断歩道,病院,WiFi,怖い話などご紹介

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