タイに長期滞在するとなると、衣食住が必要になることは勿論、「床屋さん」も行くことがありますね。(女性ならヘアサロン)
以前は「セントラルフェスティバル」(大型ショッピングモール)にあるヘアサロンに行ってましたが、最近は近所にある床屋さんみたいなところに行ってます。
今回は、タイ・北部チェンマイの床屋さんやヘアサロンの様子、料金、またタイの女性から見た日本人の髪型の印象や好印象を与えるスタイルについてをご紹介!
セントラルフェスティバルのヘアサロン
妻はヘアカットにはチェンマイにある「セントラルフェスティバル」(大型ショッピングモール)にあるヘアサロンに行ってます。
近所に女性のヘアカットが出来る場所がないので、ショッピングとか銀行に行くついでに立ち寄るみたいな感じですね。
ただ「どうも自分のイメージに合う髪型にならない」みたいで、毎回終わった後にぶつぶつ言ってたりします。
私も最初の頃は同じヘアサロンで髪を切ってもらってましたが、ヘアスタイルは基本気にしてないので「まぁいいんじゃないかな」という感じでした。
料金はちょっとうろ覚えですが、
二人で行くとトータル3千バーツほど(1万2千円ぐらい)。
日本では駅近くの千円の床屋に行ってた私からすると「なんて贅沢してるんだ」みたいな料金です。
お店のレイアウトは大体以下のような感じで、
入り口から入るとすぐ受付があって、その右側が散髪スペース。

後ろには、台の上に横になって洗髪してもらえるスペースがある。
一番奥は髪を洗うスペースになっていて、全体的に広々ゆったりしてます。
元々ここを訪れたのは、「ここには日本人の理容師がいる」とネットで調べて分かったことから。
どうも色々なヘアサロンで髪を切ってもらっては納得しない、みたいなことがあり、結論は「日本人の理容師なら...」ということでした。
大きな違いがあるのか分かりませんが、お目当ての日本人の理容師に髪を切ってもらうと「私の考えは正しかった!」と大満足。
以降、今日に至るまでここに通っているわけですが、残念ながら当初の日本人スタッフはもういなかったりします。(その後は、まぁ慣れてきた、みたいなところなのでしょう)
ここに来ると以下の対応をしてもらってます。
- 1)髪を洗う(奥のスペース)
- 2)ヘアカット
- 3)再び髪を洗う(また奥のスペース)
まず奥のスペースで台の上に横たわりながら髪を洗ってもらいますが、これがすごく気持ちいい。
横になりながら頭を洗ってもらうというのが私からして物凄く贅沢。
更に頭や肩の部分などマッサージもしてもらえて、天国にいるような幸せな気分にもなります。(料金が高いだけはありますね!)
その後ターバンみたいに頭に白いタオルを巻いて、「こちらへどうぞ」的な感じで髪を切る席に誘導してもらうわけですが、髪を切り終わった後も再び奥の場所に案内され、横になりながらまた髪を洗ってもらいます。
何かすごい贅沢なひと時です。
近所の床屋さんが激安!
家族の行くヘアサロンは、私からするとかなりの高額ですが、最初は「まぁそんなものか」と思ってました。
ところがです。親戚が1週間ほどバンコクから遊びに来た時、近所に床屋さん(正しくは美容室)を発見し、その料金に衝撃が走ります。
びっくりの価格:140バーツ!
あれ?床屋さんがあったんだ、など、聞いてみると、なんと料金は140バーツだけ!(600円ぐらい)
その方も私と同じく「髪型はそれほど気にするタイプではない」ですし(全体的に割と短くするだけみたいな)、男性なので女性に比べれば安いだろうと思って聞いてたら超安くてびっくりです。
「普通にカットしてくれるし、何より料金がめっちゃ安い!」
ということから大満足。
それにしても安すぎない?という感じですが、
現地のタイの人から見ると、日本円換算で1000円ぐらいの感覚かも。それでも安いですよね。
(この間、チェンマイの街中の床屋さんで120バーツ(更に100円ほど安い)という看板もみました。さすがにバンコクでは街中の散髪屋さんもこの値段は難しいのでしょう)
その後、私もその床屋さんに行くようになり、顔そりとかのオプションの20バーツが加算されて160バーツ(650円ぐらい)。そこに心ばかりのチップを入れて200バーツ(800円ぐらい)を料金として支払ってます。
※)チップについて:
ちょっと前までニコニコ現金払いだったので、髪を切ってもらった後「今日は良い感じになったかも」という場合、チップも50バーツ(紙幣)とか渡してました。
でも最近電子決済に変わり(タイはスマホでチャチャっと支払う電子決済がかなり進んでる)、チップがあげづらいなと思ってたら、「費用にチップを追加してもらってまとめて払う」ということをすれば大丈夫なようですね。
またどうしても現金で払いたい時はそう言えば対応してくれるようです。先日もこの床屋さんに訪れた時、千バーツ紙幣を100バーツ紙幣に変えたいということで、現金支払いしました。
お店の様子やその他のメニュー
この美容室はお客さん用に6つほどの席があり、やはり奥に髪を洗うための場所があります。
(私はここでは髪を洗ってもらったことはありませんが、女性のお客さんが以前洗髪してもらっているところを見たことがあります)

椅子は6つほどあり、壁にはアメリカなどのカッコいい俳優さんたちが飾られている
他のお店でも同じかもしれませんが、髪を切りたくなると電話して予約してから行くようにしてます。
髪を切ってもらった後「今回は良い感じ」と思った時は、その理容師の名前を最後に聞いておいて次回からその人を指名して予約を入れてます。
(いつの間にか人が変わったりするんですけどね)
シャンプーなしの散髪のみは140バーツ。
その他にもフルコース(シャンプー、カット、顔剃り、マッサージ、スタイリング)では220バーツ(900円ぐらい)とか、カットもオプションがあって、「ツーブロック」や「テクスチャー」などは+20バーツ(約80円増し)など個別メニューもあります。
以前女性の理容師がいた時は、女性の方もカットができました。でもその女性の理容師がいなくなってしまい、こうなると女性はこちらのお見せは利用できなくなるんですね。
ただ女性用のメニューはまだ残っていて、カットのみっていうのはなく「カット&ブロー」が250バーツ(千円ぐらい)、「シャンプー&ブロー」が180~450バーツ(700円~1800円ぐらい)あたりが基本料金。
また近い将来女性の理容師が来たらこの料金でセットしてもらえそうですね。
ちなみに女性に限らないと思いますが、
以下のメニューもあります。
- ヘアカラー:400バーツ~3,500バーツ(1,600円~1万3千円ぐらい)
- ストレートパーマ:1200~3,500バーツ(5千円~1万4千円ぐらい)
- デジタルパーマ:2,500バーツ~3,500バーツ(1万円~1万4千円ぐらい)
日本人からしたら、
「1万円を超えるのもあるんだ」
「まぁそれぐらいすることもあるかもね」
といった感覚かも知れませんが、
タイでは3万円とか4万円ぐらいの価値観だと思います。
これはかなり高価な料金体系になりそうですね。
理容師へのオーダー方法は?
髪を切ってもらう時、タイ人の理容師から「どんなふうにしたいですか?」的なことを聞かれます。
日本でも「適当に全体的に短く」ぐらいしか言うことのない私ですが、タイではそうしたことをササッと言えないので、まずは「こんな風にしたい」といったヘアスタイルの写真を用意する!
美容室や床屋さんにもヘアスタイルのカタログみたいなものが置いてありますよね。それと同じで、あらかじめネットで「こんなヘアスタイルが良いな」というのを検索してiPadとかにダウンロードしておく。
それを理容師に見せつつ、家族が私の言いたいことをタイ人の理容師にバババババッと伝える。
あとはその理容師に髪を指さしながら身振り手振りで「ショート」「ロング」とか言うと、美容師も「分かった!」的な感じでカットを始めてくれます。
【スタッフはこんな人たち】
ちなみに散髪してくれる人たちは入れ替わりはあっても、どの方も優しく楽し気な人たち。
この間行った時散髪の前に、家族がタイ語で「カッコよくお願いします」と伝えると、容師の方も笑顔で応じてくれたので、会話が自然に弾んでいました。
こうした瞬間も、楽しい時間ですね。
タイの女性から見た日本人の髪型
理容師に「こんな髪型にして」と見せる写真にも影響してますが、最近の私のヘアスタイルは日本にいた時から好みが結構変わってきて、横は剃るぐらい短く、上の方の髪は短めに残す、という感じ。

例えばこんな感じで、横は短く、上はショート。
日本から移住してきたころは、当然日本にいた時の髪型で、結構伸ばしていた時期もありました。髪を切ろうと床屋に行っても「適当に短く」みたいなことしか言ってないので、今から思えば(タイ人から見ると)全体的に結構長めだったと思います。

両側は髪がもっと耳にかかってたようなイメージ。
※)写真はイメージで、実際の私はもっと普通の印象です。
そうした髪型が気に入っていたということもあったと思いますが、当時その髪を見て、「その髪型、ちょっとキノコみたい」と冗談交じりに言われることもありました。
確かにタイの男性のヘアスタイルを見ると、年中暑い国だけあってか、皆短かくしてるし、頭の両サイドは特に短い。そんな男性が多いので、女性から見てもそうしたヘアスタイルが自然だし好印象というものになるのでしょう。
なんとなく、「そうしたヘアスタイルにしたほうが良いのかな?」「でも日本に一時帰国した時は寒そう」などと思いつつも、思い切って両サイドを短く、上の方も割と短髪にしてみました。
するとこれが結構いい感じで、自分で言うのもなんですが、「さっぱりしたな!」とか「シャンプーがとても楽になった」ということもあり、それ以来、こうした髪型が基本になってます。
更にたまに親戚の男性陣に会うと、
両サイドが短いのは同じですが「稲妻」や「渦巻き模様」が入ってたりします。
最近日本でもこうした模様入れたりする人もいるかもしれませんが、タイではオシャレでアートみたいな模様を入れてる場合もあり、それを見ると私のいたずら心がくすぐられ、俄然「自分もやってみたい!」と思ってしまいます。
そこで、どこの床屋でそれやってもらえるかを聞き出すのでした。
家族は「あなた、本当に模様入れるの?」と笑いつつ「しょうがないわね、この人は」みたいな感じでしたが、こうしたアートを入れる美容室はそれほど多くないみたいです。(場所はバンコクでのお話し)
私の場合、稲妻模様にしてもらいましたが、髪の毛も段々と伸びてくるので1か月もすると模様も見えなくなる感じです。(でも稲妻が入った時は、自分でも思った以上にスタイリッシュに感じられ、
「これは意外と似合ってるかも」と思いました。)
というわけで、日本人の髪型は多分タイから見ると割と長めのヘアスタイルに見られるかもしれません。タイでは女性に好印象を持ってもらうには髪は短め(清潔感が第一!)とした方が良いかもしれませんね。
ちなみに私はどこからどうみても日本人に見えるらしく(眉毛がクレヨンしんちゃんに似てるのだとか)基本的に話しかけらる時はいきなり日本語が多い。(こんにちは、とかの挨拶)
ところがです。髪を短くしてタイ人男性の真似をしてみると、タイに来て初めてタイ語で話しかけられました!
でも何て言われたのか分からなかったので、英語で「Excuse me ?」と返すとその方の顔に「あ!」という表情が浮かんで「いや、なんでもない」、みたいな素振りをして立ち去って行くのでした。
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「髪を切る」のタイ語発音には要注意
最後におまけですが「髪を切りに行きたい」はタイ語で「Yaak Pai Tat Phom」(อยากไปตัดผม)と言いますが、この「Tat Phom」(タッ(ト)ポム:髪を切る)の発音にはちょっと注意。
というのも、バンコクでの年末の集まりだったと思いますが、知人の女性陣が6、7人集まり楽しそうに話しをしてる時、割と大きな声で話しかけたんです。
(私)「髪を切りに行きたいな!」
自分では「Yaak Pai Tat Phom」(ヤーク パイ タッ(ト)ポム:髪を切りに行きたいな)と言ったつもりなんですが、どうやら私の発音が少し違って聞こえてしまったようで、なぜかその女性陣の会話がパタッと止まり、皆、ぽかんとした感じで私を見つめます。
「え?」と思いつつ、数秒後に「ハ!」という感じで私の意図に気が付いた方が「”髪を切りに行きたい”って言ったんだよね」と念を押してきて、その瞬間、女性陣一同が大笑い。
今でも思い出すとちょっと恥ずかしいですが、これでしっかりタイ語の単語が記憶に残り、振り返れば良き思い出。
では、今回はタイのヘアサロン(床屋さん)のお話と、タイ人女性から見た日本人の髪型、タイ人女性に好印象なスタイルのお話でした。
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