タイの水事情と浄水器選び|我が家の飲料水トラブル体験記

日本では「飲み水は水道水で」という場合も多いと思いますが、タイではそうはいきません。

どの家庭でも、シャワーや歯磨き、食器を洗うなどでは水道水を使いますが、飲み水は「浄水器を通す」、または「ペットボトルで購入する」というのが一般的。

我が家でも以前は2Lのボトルで水を購入してましたが、ボトルからピッチャーに移したりするのがそれなりに手間で、その後は浄水器を導入。今では浄水器を通した水を飲み水として使ってます

ところが、この浄水器、最近調子が悪くて、浄水器を通した水がちょっとずつしか出てこない。メーカーに見てもらっても、最初は調子よく水が出るようになっても数週間でまた元に戻る、みたいなトラブル続き。

結果、別の機種へと浄水器を変えましたが、今回は具体的なトラブル内容、またその解決法、新たな機種へと変えた経緯について、タイに住んでみたいと思っている方に向けにご紹介です。

※)本記事は筆者の体験に基づいたもので、同様の環境での生活を検討されている方への参考情報です

タイのお水事情から

まず簡単に「タイのお水事情」を我が家の例でご紹介です。

我が家はマンションではなく「ムーバーン」(特定エリア内に戸建てが立ち並ぶタイの住居形態の1つ。)と呼ばれるエリアの中の一軒家。

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ムーバーン内は大体同じ型の家々が並び(部屋数や庭の広さなどは異なる)、作りは同じで、水道水の供給のされ方も同じとなってます。

水の供給元は同じで、それが同じ仕組みの水道管を通って各家庭に供給されるってわけです。なので1つのムーバーン内ではお水事情はどの家も同じはず。

各家庭の庭には大きなタンクが家の外に備え付けられていて、水道管の水は一旦そのタンクに貯められます。(タンクはどの家庭も大体高さ1.5m~2m、直径1m~1.5mぐらいと、結構大きい)

外に置いてある家庭の貯水用タンク。手前にフィルターが置かれている。
我が家の貯水用タンク。高さ2mほど。
手前にあるのがタンクに入る水のためのフィルター。

なぜタンクに?と思いますが、
実はタイは断水が割とあったりするので、タンクに水をためておくのは非常に重要。

我が家の地域では何かの検査なのか、1か月~2ヶ月に一度は必ず断水があります。その時は事前にお知らせがありますが半日とか1日水道が止まり、その間はタンクの水が頼り。

半日の断水ならまだ良いですが1日水道が止まったり、さらに子供、両親、おじいちゃん、おばあちゃん、など人数の多い家族の場合には水に対する不安も大きくもなりますね。

そこでタイでは良く見かけるように、タンク以外にもシャワーやトイレに大きなポリバケツおいて、そこに「いざという時のために水をためておく」とする場合もあります。

(実は我が家でも心配性の妻が”ポリバケツも置きたい!”ということで置いてあり、そこにも水をためてます)

昭和など昔ならいざ知らず、日本で普通に暮らしていると水道から水が出るのが当たり前。またその水が飲めたりするのも当たり前。災害が起きない限り断水もないことから、「水をためるタンクが各家庭に置いてある」というのは結構珍しく感じるかもしれません。

(私も最初そうでしたし)

またタイでは水のお値段は安く、夫婦二人、毎日庭に水まいて...という生活でも1か月200バーツから300バーツほど(約800円~約1200円)。

浄水器を付けた理由と機種について

水についてはあまり「節約する」みたいなこともなく、使いたい時に使うみたいな感じですが、やはり気を付けるのが飲料水になりますね。

※)タイで水道水から直接飲んだことはありませんが、普段から綺麗な水に接している日本人は耐性がかなり低いと思われるため、かなりの確率でお腹を壊すと思いますのでご注意を。

浄水器を付けた理由

我が家では最初、2Lのボトルの飲料水を買いそれを使ってました。でも2Lボトルは大きいので、そのままだとグラスなどに注ぎづらいし、そもそも重いので妻が持てない。

タイでは有名なブランド「シンハー(SINGHA)」の2Lボトル。40バーツ(120円ほど)

そこで私がこの2Lボトルからまずピッチャーに入れ、そのピッチャーからグラスなどに注ぐみたいなことをするんですが、それが毎日の作業になると結構面倒。

ピッチャーも3つぐらい用意して水が切れないようにはするんですが、何かしていても水が切れるとすぐ呼び出しがかかるし、これが結構ストレスに。

また購入時は10ボトルぐらいまとめて運んでもらうので、それを家の中に運んだりするのも結構大変。(腰を痛めそう)

選んだ機種は3段階ぶら下がりタイプ

そうしたことから「やっぱり浄水器、付けた方がいいよね」ということで、よく行くホームプロ(タイのホームセンター)に行って、店員さんと相談して導入したのが以下。

キッチン下にはフィルターが取り付けられている。

「mazuma」というブランドの浄水器で、
3つのカートリッジケースがぶら下がったタイプ

(このぶら下がった1つ1つのケースの中にカートリッジ(フィルター)が入っている)

いくつかの種類がありましたが、3000バーツぐらい(約1万2千円ほど)とお手頃で、定員さんからも「フィルター交換もしやすい」みたいな話もあって、この製品に決めてます。

浄水器についている3つのカートリッジ1つ1つを水道水が通過してろ過され、飲み水として利用できるようになります。(3段階ろ過システムといったところ)

全ての水道水がこの浄水器を通るのではなく、飲み水は手前で分岐しこの浄水器を通り、飲み水専用の蛇口から出るようになってます。

キッチンには2つの蛇口があり、そのうち1つは飲料水用。

タイでは2つの「パイプ+蛇口」になってる家庭も多く、この写真では左の細い方が飲料水用で、右が通常のキッチン用(お皿とか洗う用)。

野菜とか洗ったり、お米を炊くお水は右の飲料水用を使う、みたいな使い分けをします。

※)このシンクの下のスペースに、上の方で見た浄水器が取り付けられてます。

こうした「飲料水用の蛇口」が取り付けられている場合、必ず細いパイプになってるようですが、水が浄水器(フィルター)を通るので「水圧が出るように」と、細くなってるのでしょう。

今では2Lのペットボトルからは解放され、
この飲料水用の蛇口から水差し(ピッチャー)に水を入れるわけです。

(凄く楽。呼び出しもされなくなったのでストレスフリー)

水の出が悪くなる!

さて、こうした浄水器は、一旦取り付ければ全てOKというわけではなく、使っている内に内部のフィルターが汚れるのか、水の出が段々と悪くなります。

水が普通に出る場合と、ポタポタとしか出ない場合の比較図
① 最初は勢いよく水が出る。
使っている内に②のようにポタポタとし出なくなる

上の図の①のように、最初は勢いよく出ていた水が、ある一定期間経過すると②のように「ポタン、ポタン」と水滴が垂れるような感じになるんですね。

こうなるとピッチャーに水がたまるのに「10分は余裕でかかる」みたいな感じとなります。

ピッチャーはまぁ待てば良いですが、料理時など、食材を洗ったりお米を炊くなど飲料水をたくさん使いたい場合では、「やってられないぜ!」となるわけで、そうなるとメーカーの人を呼んで見てもらうんですね。

メーカーの想定では、浄水器内のフィルター(カートリッジ)の掃除/交換は1年に1回ぐらいの頻度ですが、我が家の場合、半年で掃除とかをしていたので、「そもそも水道水が通常より良くない」(想定より良くない)となるようです。

ここで少し話がそれますが、水道水について「通常より良くない」となる原因が最近分かりましたので参考までにお話ししておくと...

水道水から家庭のタンクに水が来る経路図。直接タンクに入る場合とフィルターを通して入る場合がある
水道水がタンクにはいる経路が2つある。

外に置いてある水用の大きなタンクにも「専用のフィルター」が取り付けられてますが、上の図のように水道水がタンクに入る前になぜか一旦分岐し、片方は専用フィルターを通ってタンクに入り、もう片方は専用フィルターを通らずタンクに入る、となってました。

「いやいや、なんで?タンクの中で混ざったらフィルターの意味がないのでは...?」

ということで、専用フィルターを通らないルートは塞ぎ、必ずフィルターを取ってタンクに入るように変えました。

それまでは、タンクの中で直接北水道水が混じっていたので水質が良くなく、その水を飲用水用にキッチン内の浄水器を通していたので、汚れるのが通常より早かったのでは?との推測。

そもそもなぜタンクに入る水が途中で分岐していたのかまでは分かりませんが、フィルターの替え時が早いな、と思ったら、外のタンクに入る水の流れからチェックしてみるのが良さそうです。

浄水器の掃除でトラブルに

我が家の場合、半年ぐらいで浄水器からの水の出が悪くなり(水の勢いがなくなり、ポタポタという感じになり)そのたびごとにメーカーの人に来てもらってカートリッジ(フィルター)の掃除や交換をしてもらうんですね。

以前までは、1年に1回というスパンではありませんでしたが、半年にしてもそうした頻度でメーカーの人に見てもらえれば良かったんですが、今回は結構なトラブルになりました。

壊してしまった?

まず前回からまだ半年も経っていない「3月初旬」ですが、水の出が悪くなりメーカーの人に来てチェックしてもらったところ、一度は水の勢いも戻り改善され、これならいつも通り。

ところが、半年も全然経たない「翌月の4月の初旬」にはもう水の勢いがなくなり、ポタポタ状態に。

そこでまたメーカーの人に来てもらい、再び水の勢いも改善されましたが、この時「一番手前のカートリッジ(フィルター)の掃除をすればいいんだよ」と教わりました。

「なんだ、わざわざメーカーの人に来てもらわなくても自分たちでできるんだ」

と分かり、ちょっと得した気分にもなりつつ、カートリッジケースの外し方を教わってその日は終わり。でもこれがトラブルの元につながります...

水の勢いを一旦は取り戻したかのように見えましたが、実はそれから2週間もたたないぐらい(4月中旬の前)には再びポタリポタリ状態に。

でも教えられたように掃除すれば良いと気楽に考え、一番手前のカートリッジケースを外し、中のカートリッジを洗ってみましたがほぼ汚れてませんでした。

「変だな。カートリッジは特に汚れてなさそう」

ということで、また浄水器にはめ込むわけですが、ここでトラブルに。

カートリッジケースを外し、中のカートリッジを洗ったところ。
中央の白いケースがカートリッジケース。その横の、上部が緑、胴体が茶色っぽいのが中に入っているカートリッジ(フィルター)。

上の写真の右下の方に白い紐みたいなものが見えますよね。

これはカートリッジケースの筒の上部に巻かれていたもので、どうやらゴムパッキン(水漏れを防ぐゴムの輪みたいなもの)を固定していたようです。

メーカーの人には、カートリッジケースの外し方しか教えてもらってなかったので、内側にそうしたものが巻かれていたのかは知らず、どうやらケースを外した時にこの白く巻かれていたものがとれ、ゴムパッキンも外れてしまったようです。

また中に入っていた筒状のカートリッジは真ん中に穴が開いてますが、カートリッジケースを浄水器に取り付ける時、このカートリッジの穴の部分を、浄水器の蓋の裏にある「凸の部分」に「はめ込んでケースを付ける」という構造になっていたようです。

でも私はそれを知らず、カートリッジが凸部分にハマってない状態でカートリッジケースを強く締めて取り付けたため、どうやら凸部分が破損しまったみたい。

結果、水の出は改善されず、更に水を流すとそのカートリッジケースの取り付け部分からポタリポタリと水漏れがしてしまい、状態が悪くなっただけ

丁度日曜日の朝にこの作業をしたため、妻からは、

「なんで日曜日にやってるの?」
「何かあってもメーカーの人も来れないよ」

と超不機嫌に指摘され、「なるほど」と思いつつ水漏れも出てしまったので、

「ごめんね。でも水漏れがしてるからメーカーの人に頼んでもらえるかな...」

と、恐る恐る妻にお願いして、次の日(月曜日)にはメーカーに連絡し、水曜日に再び見てもらうことになりました。

ここまでの経緯を簡単にまとめると以下の通り。

  • 1)いつもは半年ぐらいでポタリポタリになっていた。
    (半年に1回ぐらいの頻度でメーカーの人に見てもらっていた)
  • 2)3月初旬にポタリポタリになった:メーカーの人に来てもらった
    (前回から半年もたってない)
  • 3)4月初旬に再びポタリポタリ状態:メーカーの人に来てもらった。
    (ここでカートリッジを洗うことを学ぶ)
  • 4)4月中旬前には再びポタポタ状態:自力で直そうとしたがダメ。
    (メーカーの人に改めて依頼)

浄水器のカートリッジケースが破損した

私が自力で何とかしようと手を出し、状態は改善されず更に浄水器からも水漏れがする、といった悪化にもなりました。

自己判断で分解したことで、結果的に水漏れを起こしてしまいました。トラブル時は、できるだけメーカーや専門業者に相談したほうが無難です。

そして待ちに待った水曜日にメーカーの人が来て見てもらったところ、私が浄水器のカートリッジケースを破損してしまったことが判明したのでした。

ということで、ケースは交換でこれは有償となるようですが、それは私がしてしまったことなので良いとしてここからが大変。

メーカーの人の見解は、ケースが壊れたので水がポタリポタリとしか流れない、というもの。でもこれには妻が反論します。

「いや、それ以前にもう水の出がポタリポタリとなっていた」

それに対してメーカーの人も主張を曲げなかったようで、はたから見ていると言い合いが徐々にヒートアップし、メーカーの人は努めて冷静に言い返し、妻は段々怒ってかなりの口調で言い返す状態へ。

タイ語でやり取りしているので私には内容がよく分かりませんでしたが、妻が激怒していることは良く分かる。

結果、メーカーの人はゴムパッキンを再び取り付け応急処置をして、水の出が良くなったことを確認し、破損したケースの代わりに「ケースが用意出来たら連絡します」と言い残して去って行きました。

はたから見ていて、妻のその激怒ぶりから「メーカーの人も気分を害してただろうな。絶対連絡してくれなさそう」と思いましたが、実際通りで、その後すでに2週間以上経過してまずが何の連絡も無し

(タイではただでさえ、何もなくても連絡なしの放置状態ってよくあるのに、今回はなおさら、みたいな...)

それは良いんですが、応急処置をしてくれた日は水の出も戻り、浄水器からの水漏れもなくなり一安心。でも問題がその次の日。

再び飲料水の蛇口からは「ぽたりぽたり」状態となり、
シンク下の浄水器を見てみると、取り付け直したケースの結合部分から、水が流れるように漏れてます。

前より悪くなっているというトラブルにより、家庭内でもストレスが高まりました。

新しい浄水器に乗り換えだ!

その夜妻はネットで浄水器を検索しましたが、
日本製の浄水器は信頼性が高く、トラブルの少なさや品質面で安心感があるため、候補に挙がりました。

我が家は、家電製品では日本製があれば日本製を選択してます。品質がやはり違う感じがして、TV、洗濯機、冷蔵庫、炊飯器など、基本は日本製。(東芝、ソニー、日立など)

炊飯器は特に私が「日本製じゃないと美味しく炊けない!ノウハウが違う!」と力説して日立製にしてます。

更に今まで使っていたタイプの浄水器ではなく、

  • 「電気で動くタイプ(RO:逆浸透膜タイプ)がいい!」
  • 「日立や東芝、パナソニックの製品がある!」

と、半泣き状態から立ち直り、逆に期待感が高まったようです。

電気を使うタイプは日本円換算で5万円~10万円ほどするようで、ちょっと痛い出費ですが妻のストレスがなくなるのであればその価値は十分すぎるほどある、と考えつつ、次の日早速ホームプロに行ってチェックしました。

でも浄水器が置いてある売り場のスタッフが言うには、ROタイプ(電気を使うタイプ)は、我が家のキッチンのシンク下は電源コンセントがなく、設置が難しいというお話し。

でも今まで使っている「ケースがぶら下がっているタイプ」は我が家の経験的には「メンテが大変でトラブルが多い」ということもあって、そのタイプ以外にしたい、ということで色々紹介してもらうことに。

またメーカーも変えたかったんですが(同じメーカーだと同じようなトラブルになる、みたいな思いも持っていたため)、でもホームプロにはROタイプ以外では今まで使っていたメーカーのものしかありませんでした。

そうした中でも選んだのが以下のボックスタイプ

mazumaのボックスタイプ。
蓋をパコッと開けると、4つのカートリッジ(フィルター)が入っている4段階式システム。

これはmazumaの「UF ESSENCE PLUS」というボックスタイプの浄水器。

以前使っていたタイプとは違ってカートリッジケースがぶら下がっておらず、箱の中にはめ込むタイプ。

以下が取り付け中の様子で、
カートリッジが4つあるのが分かります。

ふたを開けてカートリッジをパコッと外して交換する、といった使い勝手の良さから、こちらの浄水器に決定。

ボックス型浄水器の蓋を外すとカートリッジ(フィルター)が4つ並んでいる。
パコッと外せて交換も楽。

この浄水器に決定した理由をまとめてみると、以下になります。

  • 値段が8千バーツほど(約3万2千円ぐらい)と、想定内だったこと
  • 下に置く箱型タイプで全体に小ぶり。以前に比べてキッチン下のスペースも有効活用できる
  • 4つのカートリッジ交換では、内3つが年1回の交換。3つあわせて2500バーツ(1万円)ほど。残り1つは2年で1回、1500バーツ(6千円)ほど。つまりランニングコストは1年で3250バーツほど(2万円ぐらい)で、以前使っていたものとさほど変わらない。

妻としては、電気で動くタイプが高性能の様だし(水質に対してより安心できるし)、日本製という点も安心できる、ということで、お値段が多少高くてもそちらにしたかったようです。

ただその場のスタップに、iPadに収めていたキッチンの写真、浄水器が付けられているシンク下の写真を見せながら質問してみたところ、

「このキッチン下には電源がないので、ここに電気タイプの浄水器を置くのは結構難しい」

と言われて断念しました。

ただ購入した浄水器の取り付けで来てくれたスタッフにちょっと聞いてみると、

  • 「シンクに穴をあけてそこから電源コードを入れれば出来るよ」
  • 「そうした家庭も見たことあるし。」

というお話し。

その方自体はその工事を経験してないようですが、普通に実現しているご家庭もあるようですね。

そうだよな、そうすればできるな、と思いましたが、水回りなので後付けで変にコードを引き回すのもちょっと怖いかも、というのもあって、まずはこの新型の浄水器を使って行こう!と妻と誓いあったのでした。

その後の経過について

新たにこのボックス型の浄水器を取り付けて、まだ1週間と少ししかたってませんが、何のトラブルもなく水の出も問題なし。

「普通に使えているありがたさ」みたいな「当たり前の生活が嬉しい」みたいな感じです。

以前使っていた浄水器は半年に1度ぐらいの頻度でメーカーの人に見てもらってましたが、今回の浄水器も念のためにスタッフに聞いてみました。

  • 【質問】カートリッジの取り換えタイミングは、4つの内3つが年に1回、1つが2年に一回となっているけど、その他のタイミングで取り換える事ってあるの?
  • 【回答】取り換えタイミングが来る前に水の出が悪くなったら、その時は4つ全てを変えてください

なるほどね。心得ました。

外に置いてあるタンクには、以前水道水が直接入ってましたが、今では全て一旦フィルターを通るように変更してます。その水を家庭用に使っているので、浄水器を通る水も以前よりは水質が上がっているはず。

ということからすると、カートリッジの取り換えタイミングも半年に1度ではなく、メーカー想定の1年に1回、2年に1回という期待感がありますね。

果たしてどうなるか!

ちなみに、今回の浄水器に限りませんが、
タイでは製品の箱は1週間は取っておくのが基本。

mazuma浄水器が入っていた外箱。無造作に外に置いてある

何かあった時にその箱に入れて返品する、という時に備えて取っておくようです。

何か箱入りの製品購入をした場合、箱はすぐ捨てたりしないようにしましょう。

浄水器のタイプ、実際に使って感じた違い

タイの生活において、どの浄水器を選ぶかは、環境や使い方によってかなり変わると思います。

実際に我が家で使った浄水器や健闘した選択肢について、違いや使い勝手をまとめておきます。

タイプ特徴良かった点気になった点
据え置き型
(ボックスタイプ)
箱型で中にフィルターを収納するタイプフィルターの交換が楽。水漏れの心配が少ない本体価格はやや高め(約8,000バーツ)
ぶら下がり型
(従来型)
フィルターが3つぶら下がっているタイプ初期コストが低く導入しやすい交換時に水漏れしやすく、取り付けにコツがあるようで破損もありえる(実体験あり)
ROタイプ
(電動)
電気を使い、逆浸透膜でろ過する高性能タイプ水質は非常に安心感がある設置に電源が必要。我が家の環境では断念

我が家では、水漏れやメンテナンスのしやすさを重視し、最終的に据え置き型を選んでます。

この表では、筆者が浄水器の検討や実使用の経験に基づいて比較してみました。実際には使用する環境や家族構成などに寄って向き不向きがあると思いますので、あくまで参考としてご覧くださいね。

浄水器を選ぶときのチェックポイント

最後に、実際に浄水器の入れ替えをしてみて、「これは事前に必ずチェックしておいた方がよいな」と感じたポイントをまとめておきます。

これからタイで生活される方の参考になれば幸いです!

  • 設置場所に電源があるかどうか
    → ROタイプのような電動タイプでは、キッチン下にコンセントが必要。ただ電源がない場合でも若干の工事で対応可能な場合もあるので要相談。
  • フィルター交換が自分でできる構造かどうか
    → ぶら下がりタイプは、自分でも交換できるが交換時に水漏れがあったり取扱いが難し場合がある。取り付けも破損リスクもあるため注意が必要。
  • フィルターの交換頻度と費用
    → 本体が安くても、ランニングコストが高いと結果的に割高になることもある。浄水器購入時にフィルターの交換頻度、フィルター自体の値段もしっかりチェックしておく。

この記事のまとめ:タイでの浄水器選びと注意点

  • 水の出が悪くなったらフィルターをチェックする
  • 自分で掃除できる場合も、トラブル回避としてなるべく専門業者に任せるのが良い
  • ROタイプでは電源が必要。事前に設置場所に電源があるか確認必要
  • 手入れのしやすさも重要で、ぶら下がりタイプより据え置きタイプの方がフィルター交換もしやすい

タイに住む場合、飲み水はしっかり気を配りましょう。

そうした中では今回見てきたように浄水器選びは重要で、お値段もさることながら手入れのしやすさ、トラブルの少なさはとても重要な項目になると思います。

安く済ませる場合には「ぶら下がりタイプ」ですが、取り外しで水漏れが起こりますのでメンテナンス時にはご注意くださいね。

タイの生活において、今回の浄水器の記事が参考になりましたら幸いです!

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