タイの自動車学校は日本と全然違う?運転免許証の意外なメリットも紹介!

タイもバンコク含めて車社会ですね。

私はタイ北部のチェンマイに住んでますが地下鉄が走ってるわけでもなく、私の家は郊外なのでトゥクトゥクもその辺に走ってません。暮らしていくには車は必須になります。

そう、つまり運転免許証が必要なんですね。

引っ越しした当時、妻も私もタイの免許証は持ってませんでしたが、今回は特に免許証の取得方法や自動車学校、また免許証を持ってるとお得になる点をご紹介です。

運転免許証の取得法

タイで運転免許証を取得するには、日本と同じように自動車学校に通います。

私の場合はかなり昔に地元(日本)の自動車学校に通い、普通免許、その後バイクの免許を取ってます。(バイクは友達と一緒に2週間の合宿で取得)

私の場合、移住前に国際免許証を日本で事前に取得してますが、あとは健康診断書や申請書などをそろえて申請すればタイの免許証が取得できてます。(自動車学校に行く必要はなし)

妻は日本に来る前は運転免許を持っていたところ、日本に来た後は更新をしてなく失効してしまっていたので、改めてタイで運転免許の取得が必要となりました。自動車学校に通う必要があるんですね。

妻が自動車学校へ!

日本から移住はしたものの、家のある北部チェンマイに実際に荷物が届く間はバンコクの親戚の家に泊めてもらってました。

その間に妻はバンコクの自動車学校に申し込み通いましたが、その時の様子をご紹介。

まず自動車学校と言うと、敷地内に綺麗に整備された練習コースがあり、規定の時間そこで運転や駐車の練習後、仮免許とって実際の道路に出て練習、という形をとると思います。

でもタイの自動車学校は、日本の場合と比べると(場合によっては)物凄い短縮化されるようです。

東南アジア仕様のトヨタVIOSを使ったタイの自動車学校の教習車
自動車学校で乗っていた練習用の車、トヨタVIOS(多分日本では見られない東南アジア向けの車)
運転練習後に、自動車学校に事務所前に来たところ

自動車学校にもよるのかもしれませんが、
今回通った自動車学校は事務所だけがあり練習用コースがありません

運転の練習に使う車は、普段は近くの広めの空き地に止めてあり、そこで低速で走ったり止めたり駐車したりといった練習をまず行う。

タイの街中にある自動車学校周辺の屋台と通行人の様子
教習車のすぐ近くには屋台がずらり。これもタイならではの風景ですね。

私もタイの自動車学校ってどんな感じだろう、と思いつつ、付き添いで練習車の後ろに乗せてもらいましたが、練習スタイルは日本と同じ。助手席に教官が乗り、教官側にはブレーキが付いていて、その教官に指導を受けながら運転を練習します。

教習車には後部座席にも同乗可能で、実際に同行して練習風景を目の前で見ることができました。付き添いが可能な点は、日本と異なる柔軟な対応といえるかもしれません。

空き地での練習が終わったら、
すぐ隣の、車があまり走ってない一般の道路で低速の走行練習

あ、一般の道路で練習するのね...なんて思いつつ見てましたがそこからが凄い。

低速走行の練習が終わったと思ったら、
続いて車がビュンビュン走る普通の道にすぐ出るんですね、これが。

タイの自動車学校が使用する路上の仮設教習コースと練習風景
ちょっとした道路に練習用のコースを作ってる。タイの自動車学校ではこれが普通なのかな。

教習中にも関わらず、すぐに一般道に出るというのは、日本の基準と比べるとかなり大胆に感じられました。

場所はバンコクの街中なので交通量も多く、周りの車はかなりのスピードで走ってることもあり驚きましたが、大丈夫だったようですね。

教習中にはすぐ交通量の多い一般道での走行が含まれており、これには驚きましたが練習の回数は数えるほどで、比較的短期間で卒業です。

無事免許取得となりました。

妻の場合、日本に来る前にタイで運転免許取得した事があり、多少車にも乗っていたことからスピード卒業になったようですが、自動車学校によっては3か月コースとか6か月コースなどもあるようです。

タイで自動車学校に通う際は、日本とはかなり感覚が異なる、ということと、周りの車はかなりなスピードで走っていることもあるので(そうした道を構わず選んで練習する場合もあるので)、細心の注意を払いましょう

タイの運転免許証について

国際免許があれば取得は簡単

私の場合は、タイで運転免許証が持てるようにと日本であらかじめ国際免許の申請&取得をしていたので、後にすぐ交通局みたいなところで国際免許を持って申請。

すぐタイの免許証を取得できました。

日本の国際免許は有効期限がありますので(確か1年)、短期から数か月の中期間の滞在なら良いですが、私のように1年以上は普通にいる、という場合には、なるべく早くタイの免許へと切り替えていくのが良いですね。

タイの運転免許証の申請では、健康診断書も必要です。これは近くにクリニックみたいなところに行って取得できるので、病院はちょっと...という方も気にせず行ってみましょう。

自動車とバイクは別免許

私が持ってる日本の運転免許証は、種別のところに中型、大自二、と入ってますが(自動車と大型バイクが乗れる)、タイでは免許証が2つに分かれます。

つまり、自動車は自動車専用の免許証、バイクはバイクの免許証と、タイで別々の免許証になるんですね。

(ということで私は自動車用、バイク用と2つの運転免許証を持っている)

日本では、自動車免許を持っていれば原付バイクが乗れると思いますが、タイではバイクはバイク専用の免許になってるので、自動車免許をとっても、それだけではバイクは乗れないのは注意が必要です。

チェンマイの免許証は特別?

最初はバンコクで発行してもらったことになりますが、その後、免許の更新はタイ北部のチェンマイで行ってます。

チェンマイにはパンダがいるからだと思いますが、私の免許証にはパンダのイラストが印刷されてます。

チェンマイの運転免許証に印刷された地域限定デザインのパンダイラスト
チェンマイの免許証には地域限定のパンダデザインがあり、地元ならではの特徴として人気です。

他の地域では、その地域のシンボルなどがデザインされてたりするようですね。(バンコクならエメラルド寺院やグランドパレス(王宮))

運転免許証を持っている得をする?

タイで免許証を持っていると、たまに得をすることがあります。

タイ国内の観光地に行くと、たいてい現地の人用(タイ人用)の料金と外国人料金に分かれ、外国人料金はタイ人に比べて倍ぐらいする時もありますね。

以下はチェンマイ動物園のパンダを見る閲覧チケットの料金表。

チェンマイ動物園のパンダ展示エリアの入場料金案内と外国人・タイ人料金の違い
大人100バーツ…でもタイ語の方を見ると半額⁉免許証があるとタイ人料金で入れる場合も。

右に英語、左にタイ語で入場料が書かれてます。

英語表記の大人料金は100バーツ。
でもタイ文字の方は実は50バーツ。

子供も英語表記は50バーツで、タイ文字表記は20バーツ。

この場合ではちょっとした違いとは思いますが、確かバンコクのグランドパレス(王宮)とかこんな感じで英語とタイ語で料金が変わっていたような気がする。でも外国人には分からない。

こうした時、運転免許証の提示が役立つこともあります。

場所にもよりますが、タイの運転免許証を持っている人は現地の人用の料金で入場できたりすることがあり、ちょっとした得を感じられる場面もありますね。

最近では、チェンマイにあるアートミュージアム(アートインパラダイス)に行った時だったと思いますが、入場するときに受付の人から積極的に「運転免許証持ってる?」と聞かれて、値引きしてもらったことがあったような...

最後にまとめ

タイでは車の運転、バイクの運転、各々専用の免許証が必要ですが、それ以外でも入場料が現地の人と同じになるみたいに役立つことがあります。

日本で国際免許証を発行しておけば、あとは健康診断書をとるだけで申請できることから、タイに長期滞在する場合には、早めに免許証を発行してもらうのがおすすめです。

またバイクの免許も持っている場合、タイでも同じようにバイクの免許を取得したくなると思いますが、免許が別々なだけに、各々費用が掛かるので、その点は留意しておきましょう。

タイではバイクの事故が多いので、バイクの運転をする場合はもちろん、自動車を運転している時も、周囲のバイクには十分な注意が必要です。

長期で滞在する方や移住を考えている方は、早めに現地の交通ルールや免許制度に慣れておくことをおすすめします。

タイで車を購入する場合の参考記事は以下をご覧ください:
タイで自動車を購入したときの体験談|トラブル回避の工夫や意外な慣習も紹介

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