
バンコクは結構生活費かかると思いますが、ではタイの田舎、それも農場ではどれぐらいで生活できるのか、とても興味がありました。
私のところもタイの田舎ですが街の郊外という感じですので、田舎の農場に住む知り合いに生活費を聞いてみました。
一口に農場と言っても生活スタイルは人によって異なるので、一例として参考にしてみてくださいね。
(ちなみに以下、1バーツは分かりやすく約4円で計算してます)
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生活インフラにかかる費用
それではまずは、水道や電気など、
タイの農場生活でインフラにかかる費用から見てみましょう。
水道代:無料の水と飲料水のコスト
まずは水道代からですが、
農場では2種類の水を使っていて、一つは飲料水。これはボトル入りの水を購入していて、もう一つは、皿洗いやシャワー、トイレに使う水。これはこちらのポンプを使って供給されてるようです。
そして驚いたのがメインの水道水は無料。
コストがかかるのはポンプを動かすための電気代なのだとか。
この水をフィルターにかけて飲料水として使うことを考えているようですが、水道水が無料ということは、井戸や川の水を利用してるかもしれません。
(飲料水として利用できれば月々の支出を減らすことができますよね!)
ボトル入りの飲料水は毎週配達してもらっていて、1本あたり10バーツ(約40円)で農場内の貯水タンクに補充しているのだとか。購入していると言ってもとても安く、月々の費用は約400バーツ(約1,600円)。
玄関先まで届けてもらえるのでとても便利というお話ですが、実は我が家でも少し前まで飲料水はボトル入りのモノを買ってました。
(今はフィルターを入れて、水道水を飲料水として使えてます)
電気代:月々1,700バーツ(約6,800円)
電気代については、農場全体の電気代を払っていて、月々約1,700バーツ(約6,800円)。
この額からすると「普段あまりエアコンを使ってないな」という額になりますね。(エアコンを毎日使っているとタイでも1万は普通に超える)。
結構安いなと思って聞いていると、その人が家にいないと電気代は更に下がり、月々1,000バーツ(約4,000円)以下になるようです。
その方はノートパソコンやiPadなど充電したり、夜遅くまで起きていて照明をつけているなどあったりして、電気代も上がるってわけですね。
インターネット代:月々660バーツ(約2,640円)
インターネット代は月々660バーツ(約2,640円)。
とてもリーズナブルな感じですが、これは我が家でも同じぐらい。
インターネット代は田舎だから安いとかはさすがにないですが、通信速度はそれなりで、YouTubeの動画のアップロードも結構時間がかかるのだとか。編集自体は時間がかからないけど、アップロードはいつも夜間というお話し。
(どんだけ長い動画をUPしてるんだ、みたいに聞こえそう)
食費と日常生活のコスト

続いては食費や日常の生活にかかる費用。
食費:月々6,000~7,000バーツ(約24,000~28,000円)
生活費の中で最も大きな割合を占めるのが食費ということですが、農場でお米を作っていてそれを大きな鍋で炊いて、みんなで分けて食べるそうです。
朝起きると、すでに炊かれたお米が用意されていて、子供たちも含めてみんなで食事をするのが日課と。基本的に食材はタイ料理が中心ということですが、なにかとてもヘルシーな感じですよね。
ちなみにお酒を飲まないのでアルコール代はゼロ。
自給自足の野菜と家畜の卵
農場ではアヒルを飼っていて、
新鮮な卵を毎日とることができるというのが農場暮らしならでは。
他にも畑では唐辛子やナス、葉物野菜、トマト、レモングラス、かぼちゃ、ケール(ブロッコリーみたいなもの)、パクチーなどなど、聞いただけで「これはタイ料理になってるな」という感じ。
奥様のご両親と一緒に暮らし、他にも奥様の姉弟、その子供たちが近所に住んでいてよく来るので、この農場には14人ほどの人がいることもあるのだとか。
(にぎやかでいいですよね (*´▽`*))
そうした中での食費や電気代、水道代なので、結構押さえられてる感じです。
コーヒー代:月々2,000~3,000バーツ(約8,000~12,000円)
コーヒー好きで、かなりの頻度で飲んでることから、月々のコーヒー代は結構かかっているようです。
コーヒー好きといっても単に好きではなく、コーヒーは色々な種類を試すほど。チェンマイ産ではなくチェンライ産をよく買うのだとか。(チェンマイ産も買ってあげてください ^-^;))
500グラムで約500バーツ(約2,000円)言いますから、ちょっと高めでしょうか。これが美味しいからやめらない、というほどのもののようです。
こうしたことから月々のコーヒー代は大体2,000~3,000バーツ(約8,000~12,000円)ほど。結構な出費になってますね。
農場運営と家族の生活費
いろいろな取り組み費用:月々5,000バーツ(約20,000円)
農場では「サボテン栽培」や「イチゴ栽培」など色々な取り組みをしています。
イチゴは育てるのが難しくて長期的な取り組みになるようですが、色々とリサーチなど進めているようですね。
他にもDIY作業や庭の整備にも費用がかかり、
これらの取り組み全体で、月々5,000バーツ(約20,000円)ほど。
(それなら安い、みたいな感じもしないでもない)
家畜のエサ代:月々3,000バーツ(約12,000円)
農場では多くの動物がいて、鶏、犬、猫(なんと13匹(笑))、アヒル、豚2頭など、さまざまな動物たちを飼ってたりします。当然、結構なエサ代も必要になります。
これは結構大変なことになってそうと思ったら、エサの大部分は農場で作ったお米を使ってるのだとか。でも犬のために鶏肉や他の動物用の食材も購入する必要があり、月々合計して3,000バーツ(約12,000円)は必要になるようです。
これはある意味仕方ないかな...
寄付・支援費用:月々4,000~5,000バーツ(約16,000~20,000円)
ちょっと驚いたというか尊敬の眼差しに変わってしまいましたが、生活が苦しくなった人たちのために毎月4,000~5,000バーツ(約16,000~20,000円)を寄付していること。
時には友人のために家賃を代わりに負担することもあるそうで、こうした支援活動をすでに1年以上も続けているというお話し。
また一緒に住んでいる家族(ご両親)にも毎月数千バーツをサポートしたり、妻の弟にも少しヘルプすることもあるようです。(ちょっとしたお小遣いをあげる、みたいな感じですね)
これらはお金をねだられるわけではなく、みんな普段は質素な生活をしているし、いつも大切にしてくれるので出来る範囲で支援したい、ということのようです。(えらいなー)
交通費と子育てにかかる費用

では最後に交通費や子育ての費用。
ガソリン代:月々1,700バーツ(約6,800円)
交通手段としては車とバイクを使ってます。
- 車のガソリン代:月々約1,500バーツ(約6,000円)
- 車は家族みんなで共有し、必要に応じてガソリンを補充。
- 叔父が僧侶で、その叔父さんも使うことがあるのだとか。
- バイクのガソリン代:月々約200バーツ(約800円)
結構バイクには載ってるようですが、燃費が非常に良くガソリンをあまり消費しないと何気に自慢げ。
車やバイクは農場周辺を移動するのに使っているようですが、このガソリン代で十分のようですね。
赤ちゃんのミルク・おむつ代:月々5,000バーツ(約20,000円)
まだ小さなお子さんがいて、ミルクやおむつ代がかかります。
- おむつ代:月々約2,000バーツ(約8,000円)
- ミルク代:月々約3,000バーツ(約12,000円)
農場にいる子供たち全員のミルクを購入していて、それは妻が全て持っているのだとか。
最初は布おむつを使おうとも考えていたようですが、そうなると当然毎日の洗濯物も増えるため、負担を考えて現在は紙おむつになってるようです。
まとめ
ここまで見てきたものを全て合わせると、この方の場合、タイの田舎(農場)での生活費は月々だいたい3万バーツから3万5千バーツほど。
日本円では約12万~14万円ぐらいになるでしょうか。
ただ生活費を半分に抑えることも出来るともお話しされ、本当に節約しようと思えば2万バーツ(約8万円)程度で生活できるともお話しされてます。
農場をやってますし、自給自足を目指すというお話もされてるので、田舎だから安いとかではなく、お金をかけない努力を凄くしてるって感じですね。
電力もソーラーパネルを使う計画を進めてるともお話しされてましたが、タイの田舎、農場で暮らしてみたい!という場合の参考にしてみてくださいね。
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