タイと日本の5つの違いと文化について!チップから横断歩道,病院,WiFi,怖い話などご紹介

タイと日本の文化の違いについて、色々なサイトで既に情報があると思います。(頭を触ってはダメとか、足をまたいではダメ、寺院では露出の多い服装は厳禁など)

一般的な旅行のガイドブックに書かれておらず、あまり知られてない違いかも、ということで、「チップ」から「横断歩道」「病院」「WiFi」「怖い話」など5つについてタイと日本の違いをご紹介。

チップ:いつ、どこで、いくら渡す?

アメリカなど欧米に旅行に行った時、日本人が困るものの1つにチップがあります。

香港(今は中国ですが)とかでも、観光客向けのお店ではチップを要求されちゃうようなこともあったりしますが(お店によると思いますが、随分前に行った時に主人に「チップは?」と聞かれてしまいました ^-^;))、タイではチップは渡すのかな?渡すとしたらいかほどが良いのかな?なんて思いますよね?

アメリカではチップを渡すのが当たり前みたいなことがあると思いますが、経験的に見ればタイもチップの習慣があり、「これは良かった!」「これはありがたかった」と思った時にチップを渡すことが多いと思います。

タイ人の妻や妻の兄弟などの行動を見てきたこれまでの経験をちょっとまとめてみると...

レストラン

基本はチップはないですが、現金で支払った時に小銭や少額のお釣り(100バーツ(400円ぐらい)に満たない額)が戻ってくると、それをそのままチップとして置いていったいるする。

最近は昔に比べてカードで支払うことが多いので、レストランでチップを渡す機会も少なくなってるかも。

ちなみに家族や親せきなど、グループでレストランに行くとき、奥のお誕生日席や奥の角の席に座らないようにすると良いかも。

その席は、支払いをする人、つまりその場の一番偉い人の席で、最後にお会計を頼むと大抵その席のところにもってくるのだよ、ワトソン君。

ホテル

タイでチップを渡すと言えば、ホテルが一番多いと思います。

まずはベルボーイが旅行バッグなどの荷物を部屋まで運んでくれるので、部屋まで持って来てくれて、立ち去ろうとする時にさりげなくお礼で渡す。

(最近は100バーツぐらい(400円ぐらい)かな)

日本人では旅行慣れしてないと、遠慮する感じで荷物は自分で運ぼうとしてしまいますが、ベルボーイに任せ、チップをお礼に渡すのが良いと思います。

また日中出掛けると清掃をしてくれますよね?
昔々、グアムだかサイパンに行った時、清掃してくれる方用にベッドの枕の下にチップを置いておくのが礼儀みたいな事をガイドブックで読んでそれに従った覚えがありますが、タイではそうしたことをしたことがありません。

(妻もしたことがない。改めて考えてみるとなんでだろう。お礼にチップを渡しても良さそうなのに。)

また夜に「お腹減った、でも疲れてるから外に出るのが面倒」みたいな場合にはルームサービスを頼みますが、食事など持って来てくれた人にチップを渡したりしますね。

(最近では50~100バーツぐらい(200円~400円ぐらい)。その時お財布にある小額紙幣を使う)

※)ルームサービスというところでは病院も同様。

よく行く私立病院では過去妻が数回入院したことがあり、そこでは病室にある電話で近くのレストランに食べ物が注文できるんですね。

(そもそも病室にメニューが置いてあるし、まるでホテル (笑))

頼んだ飲み物や食事をお店のスタッフが運んでくれますが、注文したものに対しての支払いに加えて、ありがとね、とチップを渡したりします。

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タクシー

チェンマイでは自分たちの車があるのであまり使いませんが、バンコクに戻ると良く使うのが「トゥクトゥク」や「タクシー」。

ちょっとした距離なら料金もとても安い(100バーツ(約400円)以下)だったりするので、100バーツ紙幣とか出すと当然細かいお釣りが出ますよね。

そんな時は「あ、お釣りはいいから」といってササッと降りるのがスマートかも。

お釣りがいらない場合、英語なら「Keep the change.」ぐらいですが、タイ語なら万能の「マイペンライ」(ไม่เป็นไร)と言えば「お釣りはとっといて」という意味が伝わります。

ちなみにタクシーと言えば、私はそれほどタイ語が分からないのでなんですが、妻から見てマナーの良くない(失礼な話し方をするなどの)運転手もいたり、何かよく分からない道を行ったりする場合もあるようです。(結婚前は妻もバンコクで車を運転してたので道は結構知っている)

大抵の場合、お釣りは良いよ、と言って降りるところ、そうした失礼な運転手の場合はお釣りをきっちりもらう、みたいなことをしてたりします。

(お釣りをもらうと、あ、何か気に障ったことがあったんだ、みたいなことが分かる(笑))

他にもマッサージ師、美容師など、サービスを受けて気に入ると、去り際に担当してくれた人にお礼のチップを渡したりしてますね。

こうしてみると、タイでチップを渡すシーンというのは、何かサービスを受けて嬉しかったり満足したりする場合になるようです。

横断歩道:安全に渡るには

続いては交通事情から。

チエンマイで横断歩道ってあまり思いつきませんが、バンコクでは結構ありますね。

でも横断歩道だからと油断は禁物。

日本だったら車も「あ、人が渡るのか」と分かれば、大抵手前で止まってくれるもの。でもタイは止まってくれないのが基本です。

最近は日本と同様「押しボタンで信号が変わる」横断歩道専用の信号機が増えて来たと思いますが、それでも本当に車が止まってくれるかどうかは、しっかり確認してから渡りましょう。

(中には横断歩道の信号で止まれとなってても、気が付かないのか走り抜けていく車もありますので)

参考までにですが、たとえば妻の家族や親戚とご飯などを食べに行き、通りの向こう側にお目当てのお店があったとします。車から降りて普通に通りを横切って行けば良いですが、下手に横切ろうとしようものなら妻が大激怒。

(ここで飛び出すセリフが「ここは日本じゃないんだから」。危ない、ということを言いたいわけですね)

そこで車がそれなりに走ってる通りの場合では、

  • まず皆で手をつなぎ(3人~5人ぐらいが手をつないで横一列に並ぶ)
  • 車の通りが途切れるのをじっと待つ
  • よし、途切れた!という瞬間、一気に手をつないだままドタドタドタと通りを渡り切る!

みたいなことをしたりします。

最初の頃、親戚や従姉妹、甥や姪と手をつないで道を横切るのが恥ずかしかったりもしましたが、今となっては良い思い出(笑)

日本と違ってタイでは車優先(というか人をあまり気にしてくれない)。特に歩道のない通りを歩く時はそばを通る車には気を付けてくださいね。

またバイクとかもいきなり出て来るので、こちらも気を付けましょう。

病院はホテルみたい?

タイには公立系の病院と私立系の病院があり(まぁこれは日本でも同じ)、公立系の病院は日本と同じような感じで、まぁ病院はこんな感じだよね、というところになると思います。

でも私立の病院(私は病院行くなら私立のバンコク病院)は、初めて行くと「え?ここはホテルか何か?」といった印象を受けるかも。

(先ほど出てきたように病室には近所のレストランのメニューも置いてあるし)

これ、実は駐車場から病院の入り口まで送ってくれる病院の送迎者。
アミューズメントパークみたいですが病院なのだ。

私立病院は医療費が高いので、海外からの移住者やお金に余裕がある人向けということから余計にそうかもしれませんが、予約もすぐとれ、待ち時間もそれほど長くなく、多分日本で病院に行く時と同じ感覚かも知れません。

特に受付を含めた1階は大きなホテルのロビーのような雰囲気で(受け付けはホテルのロビーのフロントの様で、3,4人の女性スタッフ、看護師+たまに男性のスタッフもいる)、皆、凄く丁寧ですし、スタッフ、看護師、医師もみんな英語を普通に話します。

私はお医者さんや看護師とは英語で話すのが基本ですが、チェンマイは日本人も多く、日本語通訳の方もいて、「日本語の通訳を付けますか?」と最初に聞かれたりします。

日本では先生や看護師、受付のスタッフとも英語を話す病院ってどれだけあるか分かりませんが、タイではどの病院でもみんな英語を話すものなのか、長い間の謎でした。でも先日それが見事に解決!

妻方の義理の従姉妹(大学の先生でお偉いさん:ハワイの大学に留学&卒業で英語ペラペラ)と話す時があり、「そういえばタイの病院って先生もスタッフもみんな英語を話すけどそれが普通なの?みんなどこで英語を習ってるか知ってる?」なんて聞いてみた。

するとその方曰く、「いや、みんな英語を話すってこともないよ。あなたのいう病院って私立でしょ?え、バンコク病院?なるほどね。そうした病院は、先生にしろスタッフにしろ募集要件に英語が話せる事を入れてるのよ。だから英語を皆話せるし給料も良いの」

な、なるほど~!募集要件か。言われてみれば納得です。

タイで急に病院に行くことがあれば、パスポートから日本人と分かると「日本語の通訳は必要ですか?」と聞いてくるかもしれません。積極的に活用してみてくださいね。

(通訳用に追加料金を取られることはないと思いますよ)

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フリーWiFiが色々な場所にある

今はネット、WiFiは無くてはならないものですよね。

まだタイ(チェンマイ)に移住して間もない頃は、ネットのスピードも8Mbpsとか、どこのローカルネットだよ、みたいなスピードでした。(日本ではすでに100Mbpsとかになってた時代)

それでも最低それぐらいあればYoutubeとかも見れたし、問題ないと言えば問題なかったわけですが、今ではスピードも日本と同じぐらいなってきてるし、凄く進化したな、と改めて思う今日この頃。

私の場合、タイ国内用のスマホも持ってますが、全く使わないので、必要な時(旅行で家を離れたりする時)に非常連絡用として「300バーツ分使えるようにしておいたから」みたいに妻が何やらサービスの申し込みをしてくれます。

(これでテザリングも出来て1週間お得パックみたいな感じ)

それでも基本はiPadを使い、空港は勿論、どこのお店に行っても基本フリーWiFiが用意されてるので特に不便は感じず、ホンダのサービスセンターでも用意されてるし、実は病院でもWiFiが用意されてたりするので驚きます。

最近日本で病院というものに行ったことないので、もしかしたらその後環境が変わってるかもしれませんが、多分日本では病院内は「精密機械に影響が出る」という理由からWiFiは使えないのが普通だったと思います。

でもタイの私がたまに行く私立のバンコク病院では、病院に来る患者さん向けにフリーWiFiがしっかり用意されてるんですよね。(公立病院でもWiFiが使える場合が多いと思います)

タイ人は「霊」を凄く信じている

タイでは、多くの人が「霊の存在」を信じています。

そのため商業ビルの敷地内には「精霊の祠」(スピリットハウス)が設置されていることが多いですし、ムーバーンのところで紹介したように家の庭やムーバーンの開いてるスペースなどでもおかれたりしてます。

街中の電柱の根元や、公園の片隅など、至る所に小さな祠があるのを見かける方も多いかもしれませんが、これらの祠には絶対に触れないようにしましょう。また、上に物を置いたり、ふざけて扱ったりするのも厳禁です。

タイでは、こうした霊的な存在に対する敬意が非常に大切にされています。(熱心な仏教国で、何かあれば兎に角寺院にお参りに行く、というお国柄も大きく影響していると思います)

日本でもお地蔵さんがあちこちに祭られてるのと感覚は同じかもしれませんが、タイの人たちはそうしたものに対する「恐れ」みたいなものもあり、その意識は日本よりも強いと思います。

何かちょっと心霊に関わる怖い話をしようものなら、驚くぐらい怖そうにしている場合が多いですし、日本では最近あまりみませんが、タイのTVでは心霊に関する番組もあります。

私の妻は良くそうした番組を見てますし、寝る時にYoutubeでタイの怖い話を聞きながら寝る、といった、一風変わった趣味を持ってたりします。

(寝る時にそんな話を聞くと、何か夢見が良くなさそうな気がするんですけどね)

まとめ

今回紹介した「チップ」「横断歩道」「病院」「Wi-Fi」「怖い話」の5つについて、そう言えば、と多い当たる方も多いかもしれません。

他にも「電柱を見上げると、物凄い数の電線が絡みあってる」など「なぬ?」という違いもありますが、そこはカルチャーの違いということで、楽しんでいくのが良いと思います。

サービスに対してチップを渡す文化、横断歩道では車が止まらないので要注意といった交通事情は、明らかに日本と大きく異なります。

旅行のガイドブックに書かれている内容に加えて、こうした点も押さえておくと、タイ旅行がより安全で楽しくなりそうですね。

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