ジョジョ1 第4話|「学び直し」の呼吸。52歳がAIに見出した新時代の波紋

ディオとの死闘で深手を負ったジョナサンの前に現れた謎の男、「ウィル・A・ツェペリ」。彼は吸血鬼に対抗するための唯一の手段として「波紋(はもん)」という特殊な呼吸法を伝授します。

これまでのボクシングやラグビーといった「力」の戦い方が通用しない世界で、ジョナサンは一から新しい技術を習得する道を選びました。

この第4話「波紋疾走(オーバードライブ)」は、エンジニアにとっての「技術習得」と「学び直しの精神」を象徴する回だと思います。私も52歳を迎え、今なお新しい世界を広げ続ける私自身の経験と重ね合わせながら、技術の神髄について語れればと思います。

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50歳からのピアノ。体系立てて学ぶ「学び直しのスイッチ」

ジョナサンが「波紋」という未知の力にスイッチを切り替えたように、私は人生において何度も「一から学び直す」という扉を開いてきました。語学、プログラミング、政治、経済、そして音楽。

子供の頃に習っていたエレクトーンの経験があったからかもしれませんが、実は50歳になってからピアノを始めました。(基本の練習法を知りたいと、しばらくピアノ教室にも通いました)

何かを「必要だ」と感じたり、「知りたい」と強く願ったとき、私はそれを単なるつまみ食いで終わらせたくありません。網羅的に、効率よく、そして体系立てて学びたいという強い欲求が私の中で湧き上がるのです。

「学び直し」とは、過去の経験を捨てることではありません。ジョナサンがラグビーで鍛えた頑強な肉体があったからこそ波紋を受け入れられたように、積み上げてきた土台の上に新しいOSをインストールする作業なのです。

エンジニアの「呼吸」とは、基礎とマトリックスにあり

波紋の基本が「呼吸」であるように、エンジニアリングにも全ての技術に通じる「呼吸(基礎)」が存在します。

私にとってのそれは、「徹底的に基礎を固める」という姿勢。

新しいツールや流行の技術を「見よう見まね」で使うことは、プロの世界では事故の元になりかねないと思います。さらに思考の漏れをなくすために常に「マトリックス(網羅的な表)」で考える癖をつけること。

その底辺には、何が起きても揺らがない「根気」と「冷静さ」という気質が必要です。どんなに複雑なコードも、どんなに新しいAI技術も、この基礎的な「呼吸」さえ整っていれば、自分のものにできるのではないか、と思います。

衝撃的な「生き方」との出会い

ツェペリが指一本でジョナサンの呼吸を変えたように、私にも固定観念を根底から揺さぶった出会いがありました。それは自分より若い、イベントを主催していた一人の男性との一晩の対話でした。

一見すると自由に、刹那的に生きているように見えた彼が、夜通し語り合う中で見せた「思考の深さ」。サラリーマンとして生きてきた当時の私にとって、彼の生き方と思想はあまりにも衝撃的でした。

「こんな生き方がこの世にあるのか」という驚きは、私の狭まっていた世界を一気に広げてくれました。自分とは全く異なるパラダイムで生きる人の知恵に触れることは、技術習得と同じくらい、私自身の人生に「波紋」を広げてくれた出来事でした。

「怒り」の中に込めた、真剣な継承

ツェペリがジョナサンに運命を託したように、私も後輩や部下に伝えていかなければならない場面があります。私は会社で感情を露わにすることは滅多にありません。数えるほどしか怒った記憶がないのです。

でもその数少ない「怒り」の瞬間は、部下に対して「ここは絶対に間違えてほしくない」という、切実な場面でした。それは単なる叱責ではなく、自分も真剣だからこそ溢れ出た、一種の「託す儀式」だったのかもしれません。

アニメのように格好いい「継承」ではないかもしれませんが、真剣に向き合うことでしか伝わらない信念が、そこにはあったのだと思います。

AIという「現代の波紋」がもたらす高揚感

ジョナサンが指先から波紋を出し、枯れ木に花を咲かせたときのような高揚感。それを今、私は「AI」という技術に感じています。

これまで一人でうなりながら捻り出していたアイデアや設計が、AIという「有能なヘルパー」と対話することで、何十倍、何百倍ものスピードで形になっていく。

もちろんAIが全ての正解を出すわけではありません。それはあくまで「ツール」の一つです。しかし、孤独な作業を「最強のパートナーとの対話」に変えてくれたこの技術は、まさに現代のエンジニアにとっての「波紋疾走(オーバードライブ)」です。

この刺激的な世界を、自らの「呼吸(基礎)」を整えながら、これからも楽しんでいきたい。ジョナサンの冒険はまだ始まったばかりですが、私の学びの冒険もまた、終わることはありません。

ジョジョ1 第4話のまとめ

新しい技術への挑戦、不変の基礎の大切さ、そして衝撃的な師との出会い。 ジョナサンが波紋を習得した過程は、私たちが日々直面する「技術の進化」への向き合い方そのものでした。

次回からは、いよいよ舞台を移し、さらに過酷な戦いへと身を投じるジョナサン。その中で試される「勇気」と「信念」について、ボクシング界の伝説を描いたあのアニメ『はじめの一歩』の熱量も交えながら、語っていきたいと思います。

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