若い頃の後悔は仕事観をどう変えるのか|ジョジョ第1話から考えたこと

「若い頃の選択を、今でも後悔している…」

間違っているとわかっていながら、
周囲の空気に流されてしまった経験はありませんか?

私は52歳現役ITエンジニアとして、30年以上のキャリアを振り返ると、学生時代にしたある後悔が、今の仕事観や「譲れない一線」の基盤になっていると強く実感します。あの時の悔しさ、自己嫌悪、胸が締め付けられるような痛みは、忘れようとしても忘れられないほど深く刻まれています。

そんなときに深く響いたのが、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』第1話です。ジョナサンがディオの理不尽な悪意に立ち向かい、「紳士」であることを貫こうとする姿は、若かりし日の後悔を仕事の誇りに変えるヒントに満ちています。

この記事では、私が実際に味わった後悔と、そこから生まれた仕事観の変化をお話ししたいと思います。

理不尽に同調してしまった「若さ」の痛み

学生時代、クラスの中で強引にリーダーシップを取るような存在がクラスメイトをからかう空気に流されてしまいました。本当はそれが良くないとわかっていたのに、「あまり関わりたくないな...」ということから、笑顔を作ってなんとなく流してしまっていたのです。

教室の後ろで、からかわれているクラスメイトの視線を感じながら、胸が締め付けられるような後悔と自己嫌悪に襲われました。

「自分はなんて弱い人間なんだ」「誇りなんて最初からなかったのか」

そんな思いが頭をぐるぐる回り、その夜は心の中で「ごめん」と何度も謝りながらも、声に出せなかった自分が情けなくて、夜通し眠れませんでした。あの瞬間に自分の内側で何かが崩れ落ちていく感覚は、今でも鮮明に覚えています。

ジョジョ第1話で、ジョナサンはディオの理不尽な攻撃を受けながらも、「紳士」であることを諦めませんでした。あの強さと潔さが、私の胸に刺さった理由です。

後悔から生まれた自分の譲れない一線

この学生時代の後悔は、長く私の心に残り続けました。

「もう二度と同じ過ちを繰り返したくない」という思いが、徐々に「自分の中に譲れない一線」として形作られていきました。

それは「自分に嘘をつかない」「理不尽に同調しない」という、シンプルだけれど強い基準です。エンジニアとして働き始めてからも、この一線は私の中で何度も試されることになりました。

職人の血統「エンジニアの孤独な誇り」

ジョナサンが「ジョースター家の血統」という運命を背負っているように、私の中にも脈々と引き継がれている気質があります。

私はエンジニアですが、父もエンジニアでした。その背中を見て育った影響か、私には「細部まで徹底的にこだわらなければ気が済まない」という性質が深く根付いています。

プロジェクトにおいて、「この部分は表面的に動けばいい」という妥協案が提示されることは少なくありません。たとえばある業務システムの改修案件で、画面の動作確認は通っているのに異常系のログ出力がほとんど設計されていないことがありました。

レビュー会議では「まずは納期優先で出そう」という声が多かったのですが、私は保守担当が原因を追えなくなることを考えて、エラー時の記録内容と出力条件を細かく洗い直しました。

時として「細かすぎる」と煙たがられたとしても、その執拗なまでのこだわりこそが良いプロダクトの仕上がりを左右し、最後の最後でシステムを支える防波堤になります。

日本の職人が持つような「妥協を許さない血」こそが、私のキャリアの土台にある、たった一つの誇りになっています。

後悔が仕事観を変えた転換点

特に印象深いのは、ある業務システム改修プロジェクトでの出来事です。レ

ビュー会議で「この部分はユーザーからは見えないから、簡略化して納期優先にしよう」という声が多数を占めました。

私は学生時代の後悔を思い出し、「ここでまた同調して後悔したくない」という強い思いが湧き上がりました。保守担当が後で原因を追えなくなるリスクを資料にまとめ、「見えない部分こそ丁寧に設計すべきです」と主張しました。

最終的に私の提案が通り、異常系のログ出力とエラー処理をしっかり実装しました。結果、実装後に発生した不具合も早期に切り分けができ、プロジェクト全体の信頼性が高まりました。

あのとき、若い頃の後悔をバネに「自分に嘘をつかない」選択をした瞬間、私は確実に仕事観が変わったと感じました。

まとめ|若い頃の後悔がもたらす力

  • 違和感や妥協の誘惑を感じたら、学生時代の後悔を必ず思い出す
  • 「見えない部分」こそ丁寧に設計する習慣を徹底する
  • 納期優先の声に流されそうになったら「後で後悔しないか?」と自問する
  • 自分の誇りを守る選択をしたときは、必ず自分を褒める

『ジョジョの奇妙な冒険』第1話が教えてくれるのは、理不尽や弱さに負けず「自分らしさ」を貫く強さが、長い人生で最大の武器になるということです。

ジョナサンがディオの悪意に立ち向かい続けたように、私たちも若い頃の後悔をバネに、「自分の中に譲れない一線」を持つことが大切です。

52歳の現役エンジニアとして実感するのは、華々しい成功体験より、若い頃の後悔を真正面から受け止め、仕事観に変えた経験の方が、人生を豊かにしてくれるということです。

この記事が、若い頃の後悔を抱えながらも前を向こうとしているあなたの、心に残る一つの気づきになれば幸いです。

(若い頃の後悔を糧にしてきた52歳現役エンジニアより)

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